三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

第311回定例会 関西国際大学看護学科誘致問題

2011年12月20日 | 議会

311回定例会

(一人でテープ起こしをしていますので誤字脱字はご容赦願います。)

関西国際大学看護学科誘致について

 

310回定例会の総務文教常任委員会で公政会より大学側の参考人招致の提案が賛成少数で否決に、本会議ではもう少し議論をするべきであることから大学に対する債務負担行為 5億円の削除を求めた提案も賛成少数となり、大学に対する債務負担行為が認められた。

次の3点について聞く。

1点目は、現在の大学側の進捗状況について。

2点目は、大学と三木市の協議の状況について。

3点目は、誘致後の行政としての取り組みについて。 

 

市長室長(岩崎):実習棟の実施計画が行われている。24年度2月には業者を決定。3月下旬には起工式を行う予定であると大学側から報告を受けている。

図書の選定、教員の確保等も滞りなく進められており,245月に文部科学省に本申請を行うこととなるが、着々と準備は進められている。

9月議会で答弁しました北播磨地域で全日制高校12校の2年生に対するアンケート調査は実施主体の第3者機関に於いて取りまとめ中。

 

大学と三木市との協議状況

市長室長(岩崎):三木市、大学、企業団で看護学科の新設について、支援内容の協議を進めている。11月には3回目の協議会を開催し、図書の整備に関する支援の考え方、奨学金制度など開設後の支援内容について協議をしたところである。

結果についてはそれぞれ検討中であり、案が確定したらそれぞれ市議会、企業団議会にたいしても説明を行う。

 

誘致後の行政の取り組み

市長室長(岩崎):看護系学科は実習先施設への就職が多いという傾向がある。大学のカリキュラムの中でも北播磨医療センターだけでなく市内の病院も実習先として計画されています。市内への病院への就職も促進することによって市内定住につなげていきたい。

市と大学が連携して市内や近隣の病院も集め関西国際大学看護学科の生徒に対して説明会ガイダンスの開催なども合わせて検討して市内定住を誘導していきたいと考えている。

更に、都市計画の用途地域の見直しなども行い、まちづくりの面から集合住宅の建設も良いというようなこともして、三木のまちづくりに於いても、若者が住みやすく又、住みたくなるような環境作りにも努めていきたいと考えている。

学生生活に於いても公開講座やイベント等を通じて地元の住民の皆様や小中学校の児童・生徒と共に交流を深めて頂くなど、三木の町に愛着を感じてもらうようなこともして将来の定住につなげていくことも必要と考えている。

これらの取り組みを行うことにより、定住の促進を進めていきたいと考えている。

 

総務文教常任委員会市長部局1214

大西:市内業者を入札の土台へ上げることをお願いして当局も大学へ言っているということだが、大学側の意見としてどうなのか。

 

市長室長(岩崎):市内業者を競争の場へということで言っている。大学のほうからは、これについてどうのこうのという返事はないので市としては競争の場というところに立たせてもらえると考えている。

 

大西:市として言っているので、大学側もそうしてくれるだろうと思っていると言うことか。

 

市長室長(岩崎):今後も協議会や幹事会で市としても引き続き意見や要望を言っていく。また、経過も見ながら対処していく。

 

大西:建築工事に関しては、2月着工なので具体的にどうなのか市民も知りたいと思うので、引き続き大学にいってほしい。 

11月の3回目の協議会で図書購入費や奨学金制度について検討したと報告があったが協議会での経過内容はどうであったか。

 

市長室長(岩崎):協議会の中で決まったものはない。現在のところ、図書購入費と奨学金については企業団がこれから行っていくことになっている。

 

大西:細かい話はこれからということか。

 

市長室長(岩崎):これからになる。

 

大西:目途としてはいつ頃になるのか。

 

市長室長(岩崎):目安として、来年5月に文部科学省へ本申請を提出するのでそれまでに結論を詰めていきたいと考えている。

 

大西:詰めていく経過を今後報告してほしい。

続いて、誘致後の行政の取り組み状況について聞く。

北播磨医療センターへ実習生の受け入れが何名計画されているのか。

市内の病院(何院)に実習生の受け入れが何名計画されているのか。

 

市長室長(岩崎):カリキュラムで主な実習先は北播磨医療センターと市内の病院としては三院で各病院についても承認頂いている人数的には把握しかねるが大半は北播磨医療センターに受け入れてもらえるものと考える。

 

大西:北播磨医療センターの受け入れは何名か。

 

市長室長(岩崎):幹事会の中でも部会を設けて、今、詳細な詰めを行っている。

 

大西:次に、大学の三木在住の生徒が何人で、その内、市内市外が何名か。

 

市長室長(岩崎):5月時点で1004人で、内3割が市内から通学している。

 

大西:7割の学生が市内に住んでいない現状をどのように把握しているのか。

 

市長室長(岩崎):把握していない。

 

大西:学生の市内定住を考えるなら、そこまでの分析をしなければいけないのではないか。

是非お願いする。

続いて、公開講座やイベントを開いて定住促進を考えているとあるが具体的に説明願う。

 

市長室長(岩崎):大学との包括協定を結んでいるので、大学と連携しながら地元との交流も増やしていきたいと思っている。

 

9月議会では関西国際大学に看護学科を誘致するのは議論不十分であり、当局の計画性が見えないので反対を行いましたが、少数で負け、可決になりました。

今回の当局の答弁も明確な計画性をもって実行しているという感覚が欠如した内容であり、此方からの提案を行って有効な血税の使い方について更に議論していかなければと考えます。




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