2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)
ガッスガスの頭陀ヶ平からの続きです
頭陀ヶ平
頭陀ヶ平からは はっきりとした道が見える
しかし5m先はぼやけて 目の前は閉ざされたまま
天狗岩はもうすぐ?
静かなブナ林
天狗岩への標識をみて まだか、まだかと思いながら
苔臭いブナ林を歩いていく・・・
次第に様相が変わり出して
苔を被ったカレンフェルトの岩容が現れる
ここは捲くように進むと
再び平坦な幻想的なブナ林
カレンフェルトのピークが!
ここが天狗岩でもいいよ…そう思ったが
チチは登ろうともせず 無視して捲いていく
天狗岩はまだ先か・・・
標識を見て 10分ほど歩いた時の事だった
天狗岩と呼ぶには程遠い 草原のような所に出た…が
その先は全く見えない!
強い風が向かってくる
白いガスが覆い被さった草原に
耐えている木々の姿が、痛ましくも勇敢に…
そして幻想的な印象が残る
残雪があちらこちらに・・・
浮かぶ樹林 見えぬ景色
藤原岳・県界稜線分岐
藤原岳との尾根分岐に着いた
この天気 この景色 今日は藤原岳は諦めよう・・・って
端から行く予定にはなかったのだが…
内心おもった ただ…
天気が良かったら藤原岳を狙っていただろう
今日は 右へと曲がって天狗岩に向かった
ガスよ ここまでガスらなくても…
風よ ここまで吹かなくても…
天狗岩 1165m
人を寄せ付けたくないような 冷たい天狗岩
名の通り岩稜帯で ゴツゴツした岩が
余計に冷たく感じさせてしまう…・・・と
あっ!
福寿草の蕾
こんなところで お会いできるなんて!
岩の間にその姿を見つけた
冷たい風とガスに 福寿草も閉口しているのか
蕾のまま 岩陰に身を潜めているようだった
それにしても 風が強い!
景色のけの字も見られない幕引きの天狗岩
ピンポンダッシュではないが
さっさと下ろう!
長居は無用とばかり、
早々に頭陀ヶ平まで戻る事にした
二輪の福寿草さらば!
下りは早いぞ!さっさのさ!
遠く感じた往路も復路は早い!
ガスはガッスガスのまま
踏み跡が無ければ確実に迷ヶ原だ
稜線?頭陀ヶ平に出た?
頭蛇ヶ平の鉄塔の脚を確認!
ここからは尾根伝いに進み 白瀬峠へ向かった
相変わらず風は強い!
幻想的な樹林帯の広い尾根?
樹林帯を抜けた登りの先は?
鉄塔の影 再び…
木和田尾分岐
鉄塔と共に標識もあった ここが木和田尾分岐
ここから 尾根の右側に帯びる筋を下れば
そこは往路に使ったルートと合流
あの曲り角からの分かれ道 あの時…
こちらを選んでいれば もう少し楽に登れただろう…
しかしそのルートもほとんど見えないほど
灰色の闇に包まれている!
その方向を横目に、白瀬峠へ向かうため
尾根をそのまま真直ぐと進む
標識のままに白瀬峠へ向かう
樹林帯に囲まれた尾根になる
樹林帯の尾根を下っていくと、地形は複雑な形で
小さな二重稜線になっているのが分かった
油断すると間違えそう…
ましてやガスで山容すら見えにくい
高低差が10m未満では 地図上にも載らない
それでも 地図とコンパスに助けられながら
目的地まで行く事になる
この頃には ポツポツと落ちてきた雨が
本格的に振り出して
頭上では、風が唸りを上げて暴れていた
県界稜線登山道1130m通過
馬の背 竜の背 痩せた尾根
広くなった尾根は急降下?
下りきったコルの標識
白瀬峠1010m
急な下りを終えて峠に立つと
もう その先を登る気にはなれなかった
目の前に延びる冷川岳への登りは
意気消沈させるに十分だった
諦めた 冷川岳への尾根道
もう 下ろう…
うん 帰りたい…
少し 白瀬峠で休んで 下る事にした
ここからは一気に下っていく!
ブログも 一気に終息へ向かう!
山口バス停方面へ戻る!
倒木に阻まれようが…
急斜面であろうが…
どんどん下って
冷川谷源流まで下った
谷への下りの後は激登り
小尾根乗越を越えてまた下る
白瀬峠分岐まで下って来た
ヤレヤレである!ちょっと休もう…
だが まだまだ先は長いぞ
アップダウンをただ只管歩いて下って
風と雨から逃れるように歩いた
そして漸く白瀬峠分岐を過ぎたあたりから
雨の姿は見なくなった!
640m 尾根分岐
子向山は避けてトラバースの道を選択する
登りが無いと思うと 疲れた体に力が戻る!
漸く半分!まだ道のりは長い
五合目付近
樒
落ち葉の吹き溜まり?
オニシバリ雌花
谷筋へとどんどん下る ネコノメソウ
車道が見えてきた
建物が見えてきた
山口配水池
白瀬峠登山口に戻ってきた!
杉林の車道
一気に下ってきた!
意外に長く感じたが 歩き易いコースであった
所々急勾配の下りで 落ち葉の吹き溜まりが
足元を見えにくくして 慎重に下るという場面もあったが
基本 気持ち良く下ったコースだった
往路のコースは 距離としては短いが 急登が続く
復路のコースは 距離としては長いが 歩き易い
どちらを選ぶかは好き好きだ
林道付近の杉林には シロダモの木が多く見られた
そして朝は閉じていた花たちも
花弁を開いて迎えてくれた
シロダモ
コショウノキ
ミヤマカタバミ
林道冷川線起点?
モアイ像の様なミヤマカタバミ
簡易水道の水道池
ヤブヘビイチゴ
オオイヌノフグリ
長けたフキノトウ
カキドオシ 国道306号
漸く 藤原簡易パーキングまで戻ってきた!
お天気には恵まれなかったが
ガスという幻想的な演出により
それはそれで満足できる山歩きだった
目覚めたお花たちの姿も見られてきて
これからの山歩きが本当に待ち遠しい!
コロナ禍の中でどのように山を愉しむか
考えながら またどこの山に登ろうか・・・な?
終
もう10日以上過ぎれば 記憶も怪しい・・・
老いた頭の中に残る映像も壊れたテレビ画面のよう…
それでも 記憶を辿りながら綴ってまいりました
最後は駆け足で雑になりましたが 最期までお付き合い下さり
本当にありがとうございました
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