黒のズボン、手にスーツの入った洋服カバーを持った紳士が通りました。
何か道を聞いていました。
後から奥さんらしい黒のワンピースのご婦人が来ました。
近くに葬儀のある家はありません。
何処か年忌のあるお宅があるのでしょう。
向こうの通りへ抜ける路地の前で2人で話していました。
小太りのご主人らしい人盛んに汗を吹いていました。
どのような仏事か分かりませんが真夏の仏事は暑くて大変です。
ご婦人は半袖、の薄いワンピースでまだ良いでしょうが、ご主人会場では上着を着ます。
折柄テレビでは長崎の原爆追悼式が放映されて居ました。
式の放映も広島から比べると地味な報道のようです。
原爆の被害、どちらも変わりはありません。
私も過去に1度広島を訪れました。
記念館の展示の写真、本当に悲惨なものでした。
私はもう兵隊になることは有りません。
世界の平和が続くことを願うのみです。
やがて敗戦の日も来ます。
60年余の昔です。子供なりに思い出すこともあります。