雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

「晴れの日」は遠く

2022-02-26 18:53:18 | 日々これ好日

      『 「晴れの日」は遠く 』

    ウクライナ情勢は 絶望的な状況が続いている
    祖国を防衛に すでに市街戦も起きているとか
    一日の混乱が 何人もの命を奪う
    ウクライナはもちろん ロシア軍からも
    仲裁できる国がないとすれば
    遠くから エールを送る以外ないのだろうか
    もう 元通りになど 戻らないが
    どんなにゆがんだ形であっても
    「晴れの日」が待たれる

               ☆☆☆ 

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三十六計、逃げるに如かず

2022-02-26 08:10:26 | 私の好きなフレーズ

   『 外交を、イコール戦いとする考え方には反対ですが・・・ 』


「遠交近攻」という言葉は、「兵法三十六計」の中にも採られています。「兵法三十六計」は、五世紀頃までの故事などを、十七世紀頃にまとめられた中国の兵法書です。
「孫子の兵法書」と混同しがちですが、民間においては、日常生活の参考として、孫子よりも親しまれているそうです。
因みに、わが国では、「三十六計、逃げるに如かず」などという言葉を、ことわざに使うことがありますが、これは「兵法三十六計」から生まれた言葉ではないようです。
ただ、「兵法三十六計」の最後の項目は、「走為上」となっていて、その意味は、「勝ち目がないならば、戦わずに全力で逃走して損害を避ける」という意味だそうです。
つまり、「戦ってみたが勝てそうもないから退却しよう」ということではないのです。
外交を、イコール戦いとする考え方には反対ですが、膠着状態の外交関係を、少なくとも大きなダメージを受けることなく解決に向かわせる方法は、簡単ではないようです。

         ( 「小さな小さな物語」 第十部  NO.565 より )


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