令和7年2月14日(金)に、美里地区農業士会第2回研修会が美里農業改良普及センターで開催され、農業士や農業法人の関係者等が参加しました。
初めに、「野菜等の流通ビジネスの最新情報について」宮城県園芸推進課園芸流通ビジネス相談員の渡邊智弘氏から、夏季の高温・長期化による野菜等の適温適地が北上していることや、「物流の2024年問題」、時代ニーズの変化に対応・進化し続ける事の重要性についてお話がありました。
次に、「スマート農業を活用した営農管理システムについて」BSFジャパン株式会社の五味剛史氏から、ザルビオフィールドマネージャーについての説明を受けました。このシステムは世界24か国の衛星画像により、地力マップや農作物の生育状況を見える化し、AI解析で施肥や防除を予測できます。さらに、スマート農機と連携して可変施肥・散布を行い収量品質が向上すること、圃場データを共有して作業の効率化や若手農業者の早期技術習得が可能であることなどを説明していただきました。
野菜等の流通ビジネスでは、気象や物流問題、トレンドと時代変化を知り、スマート農業による営農管理システムでは、機能や可能性を学ぶことができ、有意義な研修となりました。
<問合せ先>美里農業改良普及センター地域農業班TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225