名取岩沼地域は、きゅうりの周年産地です。7月から11月まで栽培・出荷を行う抑制作型の終盤となり、令和6年11月12日(火)に「岩沼ハウス組合抑制作反省会」が開催されました。
各組合員からは、夏季高温下で栽培に苦慮したことや9月の曇雨天での管理が難しかったこと、またウリノメイガの防除に苦慮したこと等の反省点が挙げられました。他方、コーヒー残渣を活用した土壌還元消毒を実施したことにより「ホモプシス根腐病の発生が全ほ場で抑制された。」との嬉しい報告もありました。
当普及センターからは、次作に向けた土壌分析診断書の説明を行いました。以前よりも土壌中の肥料分の蓄積は抑えられているものの、苦土加里比や石灰苦土比を適正に保つ肥料の種類や施肥量について熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。
当普及センターでは、きゅうりの安定生産に向け、引き続き支援していきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143