令和6年11月27日(水)に大河原町で開催されたJAみやぎ仙南農業法人会研修会において、令和6年度の気象経過の特徴や水稲の収量・品質への影響、また、令和6年度から仙南管内で本格的に作付けが開始された水稲多収品種「ふくひびき」について情報提供を行いました。
水稲の生育期間中の高温傾向により、管内の出穂期が過去5年平均よりも6日早くなったほか、出穂後も高温が続いたため、成熟期が例年以上に早くなりました。そのため、玄米品質への影響が懸念されましたが、記録的高温年であった昨年よりも管内の一等米比率は良くなる見込みです。
多収品種「ふくひびき」については、「ひとめぼれ」と比較した特性の違いを確認したほか、塩水選や化学農薬による種子消毒の実施、収量を上げるための施肥水準、栽培管理と収穫のポイント等について説明しました。
今後も、管内における飼料用米品種等の安定生産が行われるよう、情報提供等を行うことで、水稲生産者へのサポートを図って参ります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138