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東日本大震災後,担い手への農地集積が進み,大規模化や経営の多角化に応じた省力化技術として水稲乾田直播栽培が注目されていますが,「雑草防除」や「肥培管理」等,移植栽培とは異なる管理が必要となります。
普及センターでは,高い直播栽培技術を有するモデル経営体の育成を支援するため,2年前から「直播栽培勉強会」を立ち上げ,研究機関も交えて情報交換や技術的課題を検討しています。
今年度は,令和3年6月24日に岩沼市の乾田直播ほ場で勉強会の第1回目を開催しました。生産者21名,研究機関(東北農業研究センター及び古川農業試験場)を含む関係機関14名が参加し,苗立ち安定のための播種床つくりのポイントや,入水・雑草防除等の作業のタイミングについて参加者同士,活発に意見交換が行われました。
普及センターでは,今後も定期的に勉強会を開催し,乾田直播栽培技術の高位平準化に向けて支援をしていきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143