令和7年2月6日(木)に第2回美里地域農業普及活動検討会を開催し、本年度の活動実績と次年度の活動計画について、普及活動検討委員から意見等をいただきました。
初めに、課題「土地利用型法人の経営戦略の策定と持続的経営の展開」で、田尻の集落営農法人がライスセンターを整備し、専門家のコンサルで事業計画を見直したこと、次年度は、高収益作物の拡大や人材確保、事業計画の実現を図ることなどを説明しました。
次に、課題「北浦梨産地活性化に向けたICT活用による栽培の見える化」で、若手生産者が栽培環境や害虫発生消長を情報共有し役立てたこと、次年度は、情報交換ネットワークでの生育状況の投稿・共有や経営管理の見える化を進めることなどを説明しました。
最後に、課題「堆肥の活用と施肥方法の改善による麦類の品質・収量の向上」で、涌谷町での春先の麦生育中の堆肥散布や穂揃期葉面散布追肥により収量品質が向上したこと、次年度は堆肥の有効活用の普及や追肥一発資材の検討に取り組むことを説明しました。
委員からは、「構成員の高齢化や人材確保が課題であり、品目の見直し、省力化による規模拡大、販路など検討してほしい。」「情報交換ネットワークでの情報共有、見える化、技術の継承は良い。部会員への普及も進めてほしい。」「春先の麦への堆肥散布は町域を超えて普及してほしい。追肥一発資材での収量品質改善に期待する。」などの意見をいただきました。
普及センターでは、農業者や地域農業の課題解決を図るため、検討委員の意見や評価を参考にしながら、関係団体と連携して効率的な普及指導活動に取り組んでまいります。
<問合せ先>美里農業改良普及センター地域農業班 TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225