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平成24年5月29日に大豆栽培講習会が開催され,石巻管内の大豆生産者約50名の参加がありました。
まず,JAいしのまきから,「被災農地の復旧は,まだ全体の半分しか進んでおらず,主食米の生産を優先しているため,大豆の生産面積は震災前より減り,大豆生産者にはご迷惑をかけている。栽培講習会を通じて,高品質で多収量な大豆生産を目指してほしい。」とあいさつがありました。
続いて,全農みやぎから,平成23年産大豆について,宮城県産大豆の落札率が前月より上がって,販売価格が前年より高くなったという説明がありました。
次に,普及センターから今年産大豆栽培の留意点等を説明しました。平成23年産大豆は,開花期から子実肥大期の乾燥による小粒化や,9月の台風15号で浸水害が発生したことによる腐敗粒の発生が原因で,収量が平年より低くなったので,今年産では乾燥対策と排水対策を重点的に実施し,さらに手どり除草の労力軽減を目的とした新技術「非選択性除草剤の塗布処理技術」などの省力技術も活用して高品質・多収量大豆の生産を目指してほしいという話をしました。
参加者からは塗布処理技術を試してみたいとの声もあり,今後,現地検討会等で紹介するなどして,本技術の普及促進を図り,大豆の収量・品質の向上を推進していきます。
石巻農業改良普及センター
先進技術第一班
TEL 0225-95-7612