令和7年2月3日に「大豆栽培における難防除雑草防除研修会(外来雑草対策)」がJA古川、JA加美よつば、JA新みやぎ、農研機構、大崎農業改良普及センターとの共催で開催されました。
大崎地域は本州最大の大豆産地ですが、10年程前から徐々に帰化アサガオ類の発生が目立ち始め、現在では、ほ場内に蔓延して大豆にからみ付き、コンバインでの収穫時に苦慮するようなほ場もあり、大きな問題となっています。隣接地域も同様の難防除雑草の拡大に悩まされています。
今回の研修会では、農研機構西日本研究センターより、現在最も精力的に農地の雑草対策の研究に取り組まれている、浅見秀則研究員を講師に迎え、大豆作における難防除雑草の防除について丁寧に解説いただきました。
また、令和6年にJA古川管内で行われた、耕起前ラウンドアップマックスロード処理と大豆播種前のトレファノサイド乳剤土壌混和処理による新たな防除体系の大規模実証試験の結果について日産化学(株)と大崎農業改良普及センターから紹介し、生産者の手ごたえについてもご本人から説明いただきました。
大豆生産者を中心に230名の参加があり、皆熱心に講演に耳を傾けている様子で、非常に高い関心が寄せられている問題であることが伺えました。
次年度も、新たな除草体系の実証展示をJA間で連携しながら進めていく予定であり、普及センターもこの取り組みを支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910