喧嘩をした翌日
私はまず1番に服の片付けをした。
あれこれ悩む間も無く
着ない
と思った服は、段ボール箱に入れていく。
不思議と、以前の
まだ着るかも…
これは高かったから…
という迷いもなく
もう、望む私の人生に、姿に、
必要ない
つまりは
イケテナイ
服だから。
4年以上着ていないジャケット
クリーニングに出したきりの黒いスカート
高かったけど似合わないブランドのシャツ
いつ履いたのかさえ思い出せないフレアスカート
持っていない色だからと冒険して買ったスプリングコート
着ると全身がねずみ男にしか見えないグレーのパンツスーツ
太ももパンパンをアピールするタイトスカート
…
物としてはまだ着られるし、十分綺麗。
これらを
とりあえず2箱。
こんなに出しても、まだクローゼットは満員気味。
そして、
そのうちのひと箱を
市内のリサイクルショップに持っていった。
はじめての、洋服のリサイクルショップ…。
なんとも言えない雰囲気。
あまり長居はしたくない感じ。
査定を待つ間、
フラフラと店内を見回すけれど
なんとも同じような大量の洋服がハンガーにかけられ
それこそぎゅうぎゅうに並んでいて
物悲しくさえある。
10分ほどで査定は終了。
買取価格は、
ズバリ670円!!
私は一瞬、絶句。
670円!?
だって、スカート1枚でも6,700円はしたのに?
買った時の総額は
計算したくもないけど、
5万円はゆうに超えてるよ?
…
これが、現実。
私が大切に(?)保管していた洋服たちは
無惨にも買い叩かれたのです。
当たり前だよね。
一度でも見ず知らずの人間が袖を通して着たもの。
だけど…
もう、洋服は売らない。
と私は思った。
それならば、
洋服たちに"ありがとう"と言って
古布として出した方が
よほど精神的にはいい。
でもこのショックにより、
洋服は吟味してよく考えて買おう
と強く心に思ったのでした。
本当に、いい勉強になった。
そんな片付け初日だった。
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