こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

言葉のわかる猫?

2011年03月01日 | 議会
地域をまわっていろんな方と出会い、お話をする日々。
くらしや政治の話はもちろんですが、いろいろなお話を聞くことができます。
私は、猫が好きなので、よくねこちゃん談義にもなってしまいます。
10日ほど前、動物好きの方に出会ったときのはなしです。

ある日、家の近くの駐車場の近くに4匹の子猫と母猫がいるのを見かけて、
「そんなところで、子育ては大変ね。そこの角にあるうちにいらっしゃい。表はおばあちゃんがいて、猫ちゃんは苦手だから、ぐるっと回って奥の玄関にきてね。そこが私の家だからね。」とやさしくていねいに声をかけて通り過ぎたそうです。
そして、家に戻って、しばらくたって、玄関をあけたら、なんと、そこに声をかけた猫が子猫を連れて家の前にならんでいたそうです。


驚きです。猫ちゃんには、言葉を理解する能力というか、何か感じる力があるのでは!

鮮やかなつばきを知り合いの方が分けてくださいました。猫のひたいのような小さな庭がいっぺんに華やかに

 今日も、地域を歩いているときに首に鈴をつけたふっくら猫ちゃんに出会いました。
猫をみると、黙っていられない私は、ご挨拶。
そして、100メートルくらい歩いたところで、ふと横をみると、その猫ちゃんがついてきている。
首輪をつけてるからきっと飼い猫ちゃんなのに大変と
「おうちに帰んなさいね。ここは車がいっぱい通るから危ないよ」といったら、そこから着いてくるのをやめて、もとに戻っていきました。

偶然かもしれないけれども、何かねこちゃんは人間の言葉がわかっているのかもと思いたくなります。

うちの猫も、かなりの確立で、私が、おいで、とよぶとどこかからか出てくるし、ご飯たべる?と聞くとえさ箱のところに行く。今夜は早く一緒に寝ようねというと、わたしの布団の上にすわっている、そしてお風呂に入ってるときに風呂場見学が好きなので、お風呂に入るよというと言うとそそくさと行く…どうやら単語は確実にわかるらしい。

ここからは、ちょっと重い話。

 今、とても気になっていることは、一見豊かに見える反面、子供たちや若者にとっても大変な社会になってきているということ。「新こども園」のしくみで、幼稚園や保育園が競争原理と儲け主義のなかに組み入れられようといている。
 そして、若者就職難。大学を出ても68パーセントの人しか仕事にがない。就職試験を受けても受けても職につけない。断られるたびに、自分に自信がなくなって…結局はアルバイトや派遣労働者になるしかない…そんな状況
私も、札幌に住んでいたころアラフォーでシングルマザーになったとき、それまで主婦だったのでいろいろと働く場所を探したけれども、なかなか子持ちの40代女性を雇ってもらえず…。
社会に受け入れてもらえないのかも…という不安や人間としての自信を失いかけるという気持ちになりかけたこともあったから、大学を出て就職できないというのは、まるで生きる権利を奪っている社会。

 そんな社会のしくみになったのは、1999年の規制緩和で日本共産党以外のすべての党が賛成して通った派遣労働法の制定から。派遣労働者になると、賃金ははとんどあがらないし、手当てやボーナスもなく、ほとんどの人が年収200万円以下のワーキングプアに。ここ12年で働く人の賃金は年間で61万円も減っているわけは、この派遣労働法の制定。
ただでさえ、教育費の高い日本では、子育てにとってもお金が必要です。日本の少子化はどんどん進んでいくのではと不安になります。

 派遣労働者になるのは自己責任とよく言われるが、そうでしょうか。儲け第一で進まざる得ない今の経済では、ルールがない限り、使い捨ての派遣労働者を安くで雇ったほうが収益が上がるから、日本は一部の人を除いて派遣労働者になってしまうのでは・・・という危惧が頭をよぎってしまいます。
2年前にある経済学者の話を聞いたときに、派遣労働法が成立するときに、財界からは、昇給する正規の労働者は1割くらいにして、あとは、常勤だけど昇給しない労働者と時間給ではたらくいわゆる派遣労働者との3種類をつくっていくという計画があるという話を聞きました。まさかと思ったけれども、本当にそのような社会になりつつあるような気がします。


 アメリカでは、格差が大きくなり、貧困層では、軍隊が生きるための場所になっており、軍隊に入れば、一応衣食住は確保できるということで、苦労なく軍には常に人が集まるという。日本でも、今、米軍のもとに再編成されつつある自衛隊という軍隊に、応募が増えているようです。そのうち徴兵制をしなくても職のない若者が、生きる道として、軍隊に殺到する日がくる…考えすぎでなければよいけど…。先日、ある定時制高校の教師をされている方が、「今の、高校生の就職はとても厳しくて、自衛隊を希望する生徒が増えているが、この自衛隊に入るのも大変で、英語ができないと入れなくなっている」と話していました。

 今の社会は、派遣労働者にとっては、明日の希望を持てず、ほんとうに厳しい世の中だと思う。そして、今は、正規労働者にとっても厳しいと思う。大企業に勤めるだんなさんを持ってる知人は「朝早く家をでて、夜は11時、12時まで。体を壊さないかと案じていると。半導体の関係の会社に勤める知人も毎晩夜中までの仕事。夜は寝るためだけに帰り、朝も早く、なかなか休みも取れない。たまの休みはただひたすら寝てしまうと。たしかに給料はよいでしょうが、人生を楽しむ余裕もないから、女性との出会いも結婚もできるかわからないと言ってました。


 憲法25条では、すべての国民が健康で文化的な最低限度のくらしをできるようにとなっていますが、今の社会はどうでしょうか。格差社会といわれていますが、経済的に厳しい方はもちろん、経済的に恵まれているような方でも大変な社会。みんながお互いに助け合う社会になって、税金の使い道を、本当に困っているところに丁寧に使っていくことが、もっとも大切ではないでしょうか。私たちは、所得税、消費税、市民税などのほかにの国民健康保険税などおおよそ収入の2割くらいは税金として支払っています。もともと税金は、個人の力ではどうにもならない公共の福祉のために使われるべきで、自分たちの生活に還元されるべきものだということを忘れずにいたいですよね。だから、福祉や教育、社会的な弱者のために税金をつかう社会をめざすのは、あたりまえのこと。あきらめないで、必要なところにきちんと配分されるようにがんばらなきゃ!
金のなる木の花が咲いていました。金のなる木の花は初めて観ました。思わずシャッターを。
コメント
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