こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

ふっと一息  緑の風

2011年09月09日 | 議会
予定通り、朝10時から開かれた全員協議会。

国立市を全国に有名にした『明和マンション問題』が背景にあるので、

これまでの裁判の概要と、景観を守る住民運動に携わってきた方の書いた『景観にかける』などの本を読んでみました

傍聴席はびっちり埋まって始まりました。

私はこのような議題での全員協議会は初めてなので、ドキドキしました。

21人の議員が全員質問意見するということで、議長により一人9分という時間設定が決まって始まりました。

ちょっと不思議だったのは、議員は各々自分の意見や質問ができるけど、お互いにそれを重ねたり、討論する場はないということ。
つまり、意見を交わすという場はなく、それぞれが言いたいことを言うだけなので、言いっぱなしの感があります。

今回の問題となった裁判は、昨日もブログに書きましたが、
佐藤市長が元市長である上原さんに対して、「マンション訴訟問題などで市に損害を与えたから3600万円を賠償金として払え」という裁判です。
この裁判を起こすということに対する協議会です。

市側は、求償権として市民が起こした裁判の1審が上原さんに賠償を求めるという判決を出したので、それを行使するのは当然のことと。司法を守るということで、自民党・公明党・民主党・明政会・つむぎの会などの方がそのように発言しました。

私は、まず、市長が個人に対して賠償金なる多額なお金を請求すること自体があまりにも野蛮に見えるということ。また、上原さん個人でしてきたことではない、市議会と一緒に行ってきたことを個人のこととしてとらえるのも道理がない。一般質問でも、たくさんの議員がいろいろな課題を出してきて、市長は、市民の暮らしを守り、命を守るためにやらなければならない施策がたくさんあるのだから、時間と動力、お金をこのような個人にお金を請求するようなことに費やすのではなく、市民ためになることに使ってくださいとお願いしました。


市が裁判に負けて、明和地所に支払った分を明和は寄付として返してきている事実もあり、終わっていた。なのに、裁判を起こしたのは、明和地所ではない。市民が損害を被ったから市にお金をという裁判。なんだか変なのです。そして、この景観を守る運動は、当時選挙で選ばれた上原さんが、市民の多くの運動に支えられて、議会を通しながら行っていたこと。なにも、上原さんが個人的に一人で明和に迷惑行為をしたというのではないのです

びっくりしたことには、今回、市長に裁判を起こしなさいと言っている公明党やつむぎの会の方たちは、当時は上原さんとともに景観を守るために発言をしていることも明らかにされました。

裁判の1審で決まったから守らなければ法を守らないことになると言いますし、同額の寄付があったから、現実に市の払った賠償金は戻ってきたのに、それは、市の違うポケットに入ったというような表現で、認めないという。ここまできたら、なんのために個人に多額なお金を請求するのか、さっぱりわかりません。



3時からは、住基ネットの接続に絡む問題での裁判でした。

この点については明日書きます。

今日は、ふっと一息。

娘と猫ちゃんが寝たあと

さわやかでちょっと幸せ気分のカクテルを一口。

ヴァン ベール 緑の風という名前のカクテル。





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