公開日:2021/12/20・更新日:2022/11/06
橋の上のギャラリー
大落古利根川に架かる「古利根公園橋」は、その名の通り、橋の上に公園がある橋で、春日部市の市制30周年にあたる昭和59年(1984)に完成しました。
その橋上には、青銅(ブロンズ)製の単身の人物像が5体あり、「彫刻のある街づくり」初期の平成2年から3年にかけて設置れました。
その他にも、市制30周年記念として設置された彫刻、斎藤 馨作『春陽』、さらに大落古利根川東岸の岸壁には雨宮一正作『滝と噴水(トテ馬車)』 の絵などが刻まれています。
今やかすかべの風景にすっかり溶け込んで、彫刻がある「橋上のギャラリー」として市民に親しまれています。
彫刻『フォーム』
台座には、
設置年月:1991年3月
制作:1977年 S.Chinoの文字がみえます。
橋の上のギャラリー、少し小さいですが。
作品名
『フォーム』4
※番号は「彫刻のある街づくり」で設置された彫刻からの通し番号。
作品寸法
(高さ×幅×奥行き)
84.5cm× 80cm×50cm作品素材
青銅
作者
千野 茂(ちの・しげる)
1913年新潟県生まれ。2002年4月12日没。東京藝術大学
名誉教授。
作者コメント
腰掛けた女性が、足先に手を伸ばすかたちから生まれる有機的フォルムの中に、生命の鼓動を表現した。
引用・参考:
春日部の彫刻
余話
この作品は「彫刻のある街づくり」の通し番号4の作品です。春日部駅東口から古利根公園橋に向かって歩いて来ると橋の上で最初に出合います。作者は、20年ほど前にお亡くなりになりなっていますが、代表作の『フォーム』が春日部の街にあるのも本当に凄いことだと思います。
秋も深まりました。お散歩には一番良い季節です。今年も残り少なくなり、何かと鬱陶しい今日この頃、大落古利根川の秋風を感じながら、彫刻を見るのも一興かもしれません。