江戸時代中期の『銚子』です。
銚子といっても、千葉県の房総半島の『銚子』とは違います。(笑)
お酒を盃に注ぐための道具です。
お酒を盃に注ぐための道具です。
三々九度を注ぐためにいまでも、柄のついたものが使われていますよね。
これは、磁器製のもっと日常的なものだったんでしょうか。
これは、磁器製のもっと日常的なものだったんでしょうか。
明治になると、とっくりも銚子と呼ばれるようになりました。
とっくりは、もともと神様にお酒を捧げるたのものだったらしいです。
とっくりは、もともと神様にお酒を捧げるたのものだったらしいです。
この銚子も、江戸中期より古いものは数が少なく、以前は結構な人気があったので、
残念なことにたくさんのコピー商品が造られたようですが、これは間違えのない本物です。
残念なことにたくさんのコピー商品が造られたようですが、これは間違えのない本物です。
蛸唐草や花唐草のような複雑なものより、こういう単純な絵付けの方がウソが出やすいものです。
造りも大切ですが、絵付けでダメなものは、たいがいダメだと思います。
造りも大切ですが、絵付けでダメなものは、たいがいダメだと思います。
実際は使用したものも多く、完品が少ないのですが、
これもわずかに使用した痕跡があり、蓋と注ぎ口にコボツレ(ちいさな欠け)がありますが、
大きな破損はありませんでした。
ただし、蓋と身の合わせに、わずかにガタがあります。(笑)
これもわずかに使用した痕跡があり、蓋と注ぎ口にコボツレ(ちいさな欠け)がありますが、
大きな破損はありませんでした。
ただし、蓋と身の合わせに、わずかにガタがあります。(笑)
高さ約18cm、巾17,5cmと大柄なサイズです。
時代は、江戸中期の享保くらいと思われます。