古伊万里の八角蓋ものです。
ぞくに言う大平などという蓋物がありますが、
こういった、八角の蓋ものは、きわめて珍しいと思います。(自分のコレクをいうのもなんですが・・笑)
なにに使ったは、不明ですが、たぶん普段使いではないような気がします。
おそらく、慶事など、人寄せの時に使ったんじゃないでしょうか?
大きく重いし、第一、割れやすく、当時としても、磁器類は、比較的高価だったんじゃないでしょうか。
漆器のほうが産地も多く身近で、輸送コストも安く、入手し易かったような気がします。
関東の蔵には、古伊万里はあまりないような感じがします。
たび重なる震災や、大戦で蔵を焼失してしまった事と関係しているのかも知れませが、
おそらく九州から関東まで来るのに、当時の輸送コストはバカにならなかったと思います。
おそらく現地の何倍かの値段になったんじゃないでしょうか?
時代はおそらく天保期くらいでしょうか。
描かれているのは、おそらく近江八景でしょう。
蓋と身、双方の内側に、麒麟が描かれています。
なかなか、凝った八角鉢だと思います。
直径約、25㎝×高さ約12㎝
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この文様は、四方襷文 ( よもだすきもん ) と言うそうです。
いろいろな、パターンがあるようですが、これは比較的簡略されたもののようです。
でも、なにかカケなど作らないか。。ちょっと心配!
因みに、何模様って言うんでしょうか??
ぜひ、老松からOKやさんまで、店ごと買いに参りましょう。
はい。
財務省は、是非おまかせください♪
家業は、印刷業ですので、不足の折もたぶん大丈夫だと思います。
こんだけの器になれば、また別物でしょう。
伊万里ファンは、今がチャンス!!ですよ。
みやさん、交通費使っても、大阪へ来る値打ちはありますよ!!
関東相場より、まだ下がってますもん。
なんなら、一緒に回って、老松の伊万里根こそぎ買い倒しましょうか。
みやさん財務省、あたし外務省ね!!
麒麟は、清朝磁器などに天子の乗り物として登場するので、
江戸後期~明治期くらいの比較的高級伊万里にまれに散見されるようです。
大変珍しいと誉めてくださってありがとう♪
轆轤整形のあと型成型で八角の縁取りにしているんでしょうし、こういう後成型ものは、窯割れし易い感じがします。
おまけに伊万里は低火度で、ヘタリ易いので、蓋と身をピタッと合わせるのが大変でしたしょうね。
ですから、あまり採算性がよくないので、残存数が少ない感じがしますよね。