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広島の郷土愛に目覚めたジジイが他人の悪口も含めてのヘタクソながら、ブログを 始めましたが、素人なので不出来は御勘弁を!

1000年委員会

2016年02月16日 12時08分44秒 | 宮島日記

宮島厳島神社の沖にある大鳥居。

楠の木で作られた大鳥居は 平清盛が 仁安3年と言いますから、1168年の神社造営の時に建て替えられ、

以後、ほぼ50年に一度、立て直されてきたんだそうです。

最近では 明治8年と言いますから、1875年に建て替えられたが、島内に大きな楠木は無かったので、

宮崎県と香川県から、船で運んで建てたという事です。

その後は災害などの大きな被害も無く、巨木の入手は困難で、修理でしのぎ、朽ちてきた根本だけを

修理したり、塗りなおしたりで 今を迎えております。

高さ16メートルもある大鳥居を作るためには 大変な巨木の楠木を 育て上げなければならず、

1000年はかかるのではないかとさえ、言われております。

昔は50年に一度 巨木を加工して、大鳥居を作り替えられていたくらいですから、その当時は 大きな巨木は 

日本のどこかに 沢山あったのでしょうね~。

今はどこにも見かけませんから、あったら ニュース物でしょうね~~

伊勢神宮では、神社建て替えの為に200年かけて樹木を育て上げる山を持っているとのことです。

昔の人ほど、将来の為に将来を考え、手を尽くされていることに、感心します。

今の時代は 目先の事しか考えない人ばかりのようで、100年の大計を図る国政を司る人も

同じように目先の事ばかりで、寸暇を惜しんで 国政の100年先を考える議員さんは いないようですな~~

 

 

平成4年から、地元宮島の千年委員会は、クスノキの苗木をボランティアに配り 1000年かけて 三次や山口など

各地で育ててもらう壮大な計画を進めており、今でもボランティアを募って、将来に備える。

すでに四半世紀近くが、経っております。

まだまだ 大きくなっては ないでしょうが、営みを続けるには 戦争のない平和な時を

1000年続けなければ なりません。

戦争を起こさないよう、戦争に巻き込まれないようにしないと、1000年かけて大木を育て上げるという

この延大な構想は ひとたび起きた戦火によって いとも簡単に崩れてしまいますから。

1000年かけてクスノキの大木を育てるということは、1000年は

平和でないといけないという メッセージを 含んでいるわけであります

 

期待しましょう!

 



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