「だるまストーブ」
「だるまストーブ」はいつの頃から見られなくなったのでしょう?。今から何十年も前の事、煙をはいて走る機関車に引かれた列車(客車)の中で、だるまストーブが焚かれていました。
もちろん、冬季間だけ備え付けられた客車の暖房施設で、ストーブの回りの席に人が集まっていました。時にはストーブの上でお餅を焼いている人や、スルメを焼いて食べる人も居ました。
スルメを焼くにおいは食べたい気持ちになりますが、何切れか分けてもらえることもありました。
今思うと、なんと和やかな雰囲気のある汽車なのでした。このストーブは鉄板製の薪ストーブではなく、鉄製のまるい形をしたストーブなのです。この丸さからだるまストーブと言いました。石炭をくべ(ストーブに入れる)るため車掌さんが回って来ました。
カムイラビットの高校時代やその何年か後まで見られました。近くでは特別仕立ての小樽から札幌までの列車で見たことがあります。
いまだるまストーブ仕立ての汽車があるとしたら、むかしを思い出してお客が乗るのではないと思われます。
歴史博物館などに出向くとだるまストーブを見る事が出来る事でしょう。
先日、家族と会食をした際、ホテルオータニに出向いた折、石造りのだるまストーブが彫られて飾られていました。今ではこれも芸術になりますね。
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