『 たとえば 今年の桜の花が散って
来年の桜の花を見るためだけに
一年を生きてもいいなあって
思うこともあるの 』
岩館真理子『子供はなんでも知っている』
なんだか人生しんどいな、
って思ってた時に、このセリフと出会って
ああ、ほんと、そうね。
と共感。
以来、
生きる目的ってナンだっけ...と
意気消沈する度に、
そうそう、
とりあえず来年の桜を見なくちゃね、と。
花を愛でる人生は、
じゅうぶん生きるに値するわ。
***
一年に一回、今しか見れないと思うと
いろんなお花を見に行きたくて
頑張ってしまう。
めっきり遠出ができなくなったけど、
コロナのおかげで、
徒歩範囲内でもたくさんのお花を見れるって
気づいたよ。
道端にそっと咲いてる小さな野の草花も
可愛い。
このコたちこそ、
毎年顔ぶれが違うから見逃せない!
でも、もうそろそろ
植物園とかも行きたいな!
近所に無いから、ガマンガマンだけど!
(´;ω;`)
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今年は思いもかけない場所で、
藤の花がたくさん見られて、しあわせ 💗
ひと気ない緑道やよそ様のお庭で。
手入れされず、
のび放題の蔓があちこちに絡まり、
花房が木の上から草の上まで
縦横無尽に広がる藤も見た。
ハナミズキとツツジと藤の奇跡的な共演!
まるで薄紫色の打ち掛けでも
羽織っているみたい。
雑草ものび放題、枯れた蔓や枝も巻き込んで
なお、うつくしい。
人の手で綺麗に整えられた藤棚も、
もちろん美しいけれど、
こういうのも いいなぁ、と思うの。