ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

ノリ弁とラップデスク

2013-10-30 | 日記
外で買うお弁当で一番好きなのは、ノリ弁。
炊飯器に白いご飯がたくさんあったので、仕事も俳句も休みだし、みんなのお昼にノリ弁を作ってみました。
卵4個で甘い卵焼きを作り、煮豆は買ってきたもの、魚フライの冷凍を揚げ、おかずは完了。
白いご飯に鰹節をのせ、しょうゆをたらたらかけ、のりをちぎってのせることを2回繰り返します。
二段になった鰹節ノリご飯の上に、用意しておいたおかずをのせて、沢庵もふた切れ足しておしまい。野菜がないではないか、というご指摘もありましょうが、たまには野菜なしでもいいです。昨日の晩に辛い鍋をしたから、もやし、葱、しいたけ、たまねぎ、エリンギ、にら、キムチなど、たらふく食べましたから。
このところ、いつも一緒のラップデスクを肩にかけて、池の公園まで行ってきました。今日は二人です。
まず、公園のあずまやのようなところでお弁当を食べ、ポットの熱いお茶を飲んで、おしゃべりしながら、読書したり、散歩したり。デザートはミニアマ食と、ミカンです。
腹ごなしに散歩をしていたら、サックスの練習を始めた人がいて、ドレミファソの音階練習から始まり、次に軽い感じの音楽を弾いてくれました。
この人、時々一緒になるんです。若い人です。最初は静かに読書したいのに、ああ、こまったなあと思っていましたが、プロ並みにうまいし(ひょっとしたらプロ?)、不思議にその日の天候に合わせた曲を弾いてくれるのです。
この前は、ちょっと沈んだ物悲しいメロディ。今日は秋の変わりやすいうす青い空にのりやすい軽くて明るい感じの曲。
でも20分ぐらいしかやってくれません。今日は、近くの老人ホームの方たちが、介護の人と一緒に車椅子でやってきて、「生演奏、いいね」「もっとやってほしい」と言っていましたが、その人は恥ずかしそうに、「また来ますから」といって楽器を片付けて帰っていきました。
私は知らない人に話しかけるのは抵抗があるタイプ。知る人ぞ知る元祖人見知りです。
とりわけ、その人が素敵な人であればあるほど、距離をおいて見ていたいです。たぶん、これからも遠巻きに聴いているだけでしょう。
想像するに、そのミュージシャンも恥ずかしがりやさんのような気がします。

コーヒーも持ってくればよかったかなあと後悔しました。こんな素敵な音楽聴きながら、読書するなら、やっぱりコーヒーでしょう。