肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

今日のソックスララくぅ 石狩浜で2021.4.19

2021年04月20日 | 動物
210419ソックスララくぅ10分


 
 
 
 
 
 
 

コーギー仲間と石狩浜の方に行ってきたそうです。iPhoneとかでとっただけなのになんだか、プロがとったみたいに見える、場所の魔術と言いましょうか。あ、撮った人が上手なんですね。失礼失礼。
沢山撮ったのでスライドショーにしてみました。見たい方はどうぞー。

病気の受診や検査は不要不急ではありません、必要で後回しにすべきことではありません

2021年04月19日 | 水色の木もれ陽 肝臓クリニック札幌
 
2021年4月15日、札幌への不要不急の往来の自粛がでました。くれぐれも、治療や検査が不要不急で自粛できる最優先と考えることのないようお願いします。きちんと通院検査していくこといろんな病気にとっては重要なことです。感染対策をしっかりとりながら通院検査を実施するよう、いろんな人との調整協力をお願いできれば幸いです。
慢性疾患において通院や治療検査も不要なものは少ないです。通院期間を延ばすことの危険性を忘れずに、感染対策をとりながら検査や治療を継続できるよう皆さんの協力が得られますように。
肝臓病は見た目はとても元気なので病院に行く必要ないとまで言われることがあります。しっかりと定期的にチェックをしてよりいい状態を保つことが新型コロナウイルスへの対策になります。くれぐれもまわりの方々が誤解無いよう話せるようにしていただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーー以下スライド文章ーーーーーーーーーーーーーーーーー
慢性疾患の通院、治療、検査は、不要不急の往来には該当しません
受診を後回しにできるもの、薬を長期化して出すなどの検討が可能な場合はありますが、予定している検査ががんのチェックをかねている場合は延期することは危険です。特に気をつけて下さい。肝臓病であれば、腹部エコーやCT検査は肝がんのチェックを行っています。延期することのないよう、感染対策をとりながらの通院が可能であれば受診できるようにしていきましょう。それでも無理な場合は延期の検討を相談して行きましょう。 2021年4月19日(月) 肝臓クリニック札幌 院長 川西 輝明

ふんべの滝 iPhoneSE(第1世代)で撮影

2021年04月18日 | 花、植物、風景
 
 
 

   
えりもから帯広への移動、雨が降っていてあいにくの天気でしたが、黄金道路を通ってふんべの滝に来ました。雨のお陰で水の量が多く、滝も水しぶきあげて豪快な感じでした。雪解け水で滝の水量が上がっている上にさらに雨で増えた感じで迫力がありましたー。コケもいきいきしていました。これは、iPhoneでの撮影です。

肝がん検診2021年 えりも81名予約80名受検 帯広77名予約73名受検

2021年04月18日 | 肝がん検診
 
 
 
2021年4月17日(土)、えりもでの肝がん検診が終わりました。81名の予約となり開始になりました。昨年2020年は何とか実施できないかと日時の変更も検討して実施を試みたのですができず、受診者の人たちも何とかできないかと要望も来ていた地区だったので、今年2021年実施できて、来た方々が、検査して肝がんがなかったと言うことを聞いて安心したと帰ってくれています。半年1回のエコーは理想的にはしてほしいところと説明しつつ、札幌にも行くわあといっている方もいました。地元の医療機関も協力してくれているので心強い地区でもあります。
会場もいつもより間隔を開けて実施、受診者の方の導線が長くなっているのがありますが、なんとか実施できる形と言うことでこのパターンとなりました。一人でも多くの方が安心してくれたらと思います。
 
 
えりもでは80名の受検となり、1人肝がんの再発が疑われる方がいました。心不全1名、膵管拡張が1名はかかりつけの先生に相談するよう話しました。1年ぶりだったので脂肪肝の悪化してそうな方が数名いました。えりも地区は冬の漁業労働が減るので体重が冬増える人が多いので、毎年の増え方よりも多い人は要注意です。と話してきました。
 
 
その後、帯広に移動して設営午後6時頃となりましたが、守衛さん看護師さん、院長まで出迎えてくれて大変恐縮でした。初めての場所ですが部屋が多くテントを貼らずにエコーの場所を確保出来てとても助かりました。
帯広では、77名の予約で73名が受検、あいにくの雨の中でしたが、時間にあわせてきていただけてとてもスムーズにできました。ご協力ありがとうございました。結果、転移性腫瘍疑いの方が1名、肝血管腫の増大で精査1名、B型肝炎のフォローで受診勧め1名、腹部大動脈瘤フォロー1名でした。
脂肪肝の方が増えていて、体重が増加してる人が多かったですね。改善してる方は2名くらいでした。自粛が悪影響でてる部分ではあります。卵と主食の交換を勧めてきました。にこたま療法の本が沢山売れていたので、みんな頑張ってくれるといいなあ。

      
帯広77名予約です。今回は帯広中央病院が会場を提供してくれたので、8時からの開始が実現できました。

月2021.4.15夜と木星4.16朝

2021年04月16日 | 
 
 PENTAX K70と300mmズームキットレンズ iso800 1s f5.8
 

  
月の地球照の方をなかなか上手く取れなくて今回チャレンジしてみました。少し形になりました。
朝は木星が見えてきていました。焦点距離500mmの反射式の方を使って、アイピースは10mm、iPadPro10.5インチで撮影、衛星が4つ見えたけど、端の1個は4大衛星じゃなくて、μCapってなっていました。イオとガニメデが木星のすぐそばにひとまとめになっていました。

脂肪肝対策血液データの見方 22分 と にこたま療法 10分 動画 2021年4月15日

2021年04月15日 | 医療講演や歌の集いの動画
脂肪肝対策血液データの見方 22分 2021年4月15日


脂肪肝対策にこたま療法編10分版 2021年4月15日


 
元気で長生き医療講演 in 札幌 10名参加 脂肪肝エコー体験1名脂肪肝疑い0
○4月15日(木) 午後2時から40分 
テーマ 脂肪肝対策で元気に!血液データの見方脂肪肝を見つけるために
肝臓の数値が異常なしでも油断は禁物、正常範囲の方でも注意すべき検査値の見方を説明します。是非検査結果を持参してお聞き下さい。
場所 水色の木もれ陽 研修センター
住所 札幌市中央区北11条西15丁目2-1
    桑園メディカルプラザ3F
共催 肝臓友の会はるにれ会 肝がん検診団
後援 北海道肝炎患者対策協議会
参加無料 申し込み不要です
問い合わせ先 
肝がん検診団(留守番電話) 011-728-1008

B型肝炎治療、新機序薬の開発に期待 メディカルトリビューンから

2021年04月15日 | 学会研究会報告新聞記事など
メディカルトリビューンの記事から武蔵野日赤の黒崎先生の記事が載っていました。
新しい機序の薬がどんどん開発されて実用化に向けて進んでいる。安全にB型肝炎ウイルスの排除が実現するならこんなに嬉しいことはないですねえ。期待したいです。

B型肝炎治療、新機序薬の開発に期待
2021年04月14日 16:00
 直接作動型抗ウイルス薬(DAA)の登場により、C型肝炎ウイルス(HCV)感染者の大部分ではウイルスの完全排除が可能になった。一方、B型肝炎ウイルス(HBV)感染については治療が大幅に進歩したものの、ウイルスの排除はまだできない。しかし、新機序薬剤の開発が相次いでおり将来的な治療には希望が持てるという。B型肝炎治療の進歩について、武蔵野赤十字病院(東京都)副院長の黒崎雅之氏に解説してもらった。また、今年(2021年)1月に改訂された『B型肝炎治療ガイドライン(第3.3版)』(以下、GL)の改訂ポイントについても聞いた。
ICIによるHBV再活性化に注意を促す
 日本肝臓学会は今年1月にGLを改訂し、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療に伴う免疫関連副作用によるHBVの再活性化、ステロイドによるHBV再活性化についての記載を追加した。
 近年、さまざまながんに対してICIが使用されており、肝がんに対しても使えるようになった。抗がん薬など免疫を抑制する薬剤を用いるとHBVの再活性化が起こることは以前から知られており、旧GLにも記載されていたが、ICIの投与によってもHBVが増殖する症例の報告があった。そうした事例に対し警告を発する意味合いから、現時点で判明しているエビデンスを整理して記載したという。
 黒崎氏は「ICIによるがん治療において、ICIそのものあるいはICIで副作用が発現した場合に使用するステロイドよってHBVの再活性化が起こる可能性がある。そのため、十分注意して使用していただきたいとの主旨で、今回のアップデートとなった」と述べた。
新機序薬開発の途中経過は良好
 B型肝炎患者では、症状が落ち着いたり寛解に至ることはあるが、体内にHBVが潜んでおり、抗がん薬治療などで再活性化するケースがある。そのためHBV感染者では、症状の消失後に内服薬などによる治療を行ってもHBVの完全排除はできない。
 B型肝炎治療は、当初はインターフェロンの注射剤で効果はあまり高くなく、経口の核酸アナログ製剤ラミブジンの登場によりウイルスの増殖を抑制できるようになった。画期的な治療法の出現であったが耐性ウイルスが問題となり、エンテカビル、テノホビル(TDF)、テノホビルアラフェナミド(TAF)の3種の薬剤が使えるようになって、ようやく安全、確実にHBVの抑制が可能になった。黒崎氏は「以前に比べたら現在の治療は格段の進歩を遂げており、治療が必要な患者は迷わず服薬する時代になった」と述べている。しかし、治療としてはまだ完成形ではないという。
 現在使われているB型肝炎治療薬は、ウイルスの増殖過程である逆転写を抑制する。同氏は「これまでとは異なる機序の薬剤でないとHBVは排除できない」と指摘。「幸い、新機序薬の開発は現在盛んに行われている」と説明する。HBVが肝細胞内に侵入するのをブロックする侵入阻害薬、肝臓内でHBV遺伝子が増殖する際に遺伝子そのものを破壊するアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)治療、低分子干渉RNA(siRNA)、ウイルス粒子が形成されるのを抑えるキャプシド集合阻害薬(CAM)などが開発中である(図)。

図. HBV複製機構と新規治療薬の作用機序


 
(田中靖人. 日本内科学会雑誌 2018; 107: 32-37)

 同氏は「これまでとは異なる段階をブロックすることでHBVの完全排除を目指せる。進行中の複数の試験が成功すれば、より深い効果が見込まれ完全排除が達成できるのではないか。いずれも結果が出るまでにはあと数年かかるが、第Ⅰ相、第Ⅱ相試験など途中経過は良好で、うまくいく可能性は高いと思う」と期待を込める。
病状進行の抑制が重要

 黒崎氏は「新機序の薬剤が使用できるようになると、治療のコンセプトがこれまでとは一新される。現在、C型肝炎ではウイルスの完全排除が可能なため、感染者は全て治療するが、B型肝炎では治療すべき患者と治療が不要な患者を見分けて、必要性が高い患者のみ治療を行う」と説明。「状態が安定しているHBVキャリアーに対して治療せずに様子を見ることになっているのは、患者負担を考慮するためだ」と述べた。

 B型肝炎では治療薬によるウイルスの完全排除が見込めず、投薬や通院を一生続けることが大きな負担となるため、治療の必要性と患者負担のバランスを取っているという。同氏は「短期間でウイルスの完全排除が可能な薬剤が出てくれば、キャリアーに対しても治療を行うことになるかもしれない。B型肝炎の治療や患者ケアのシステムが大きく変わる可能性がある」と展望している。

 肝がん発症者は減少しているものの、B型肝炎ではウイルスが完全排除に至らないため、発がんの可能性はなくならない。同氏は「肝硬変まで進行すると病状が改善しない患者もいる。病状が進行する前の、可能な限り早期に効果的な薬剤で肝疾患を抑えていくことが重要である」と述べている。(慶野 永)

社会的PCR検査の提案 今の検出はうつらない人まで拾い上げてる?メディカルトリビューンの記事から

2021年04月10日 | 学会研究会報告新聞記事など
メディカルトリビューンの記事から引用です。
今行われているPCR検査は、ウイルス量が少ない人まで検出していることが言われています。コップいっぱいの唾液をあびて感染すると推測されていることからも、普通であればうつらない人まで検出してると。。。
可能性のある人を見つける、Ct=35のPCR検査をすべきだという研究結果ですね。。。
いままで、以下に水増しして感染数として報告してきているかが分かるかと思うのですが、、、この辺はなかなか広がらない情報になっているかなあ。
ウイルスを薄める対策をしていくことが一番有効で、くれぐれもマスクをしすぎないように気をつけて下さい。

以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Ct=35の「社会的PCR検査」提案 感染拡大防止と社会経済活動を両立
2021年04月06日 11:06

 慶應義塾大学臨床研究推進センター生体試料研究支援部門教授の西原広史氏らは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指すために必要な、唾液を用いたプール方式のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査のコンセプトを発表した。Cycle Threshold(Ct)を現在医学的行政検査で用いられている値より小さい35とすることで、他者への感染性を判断できる「社会的PCR検査」の考え方を提案するという。概要は、Keio J Med(2021年3月19日オンライン版)に掲載された。
○コーヒーカップ1杯の唾液を浴びないと感染しない
 Ct値は、少ない量のウイルス核酸を検出可能な閾値に達するまで、PCRで何回増幅を行ったかを示すもので、一般的に数値が小さいほど検体のウイルス量が多く、大きいほどウイルス量は少ない。わが国の行政検査におけるPCR検査では、検査系の限界値であるCt=40未満をSARS-CoV-2の陽性基準としている。しかし、Ctの至適基準については、国や研究者ごとにさまざまな見解が存在している。
 こうした中、西原氏はこれまで慶應義塾大学病院予防医療センターの人間ドック受診者に対するPCR検査を5,000件以上実施している。そのデータや既報に基づいて検査閾値の適正化を行い、社会経済活動と感染拡大防止を両立させるための検査コンセプトを作成。Ct=35とした場合、一般的に感染を成立させうるウイルス量は100万粒子で、コーヒーカップ1杯程度(125mL)の唾液を浴びないと感染しない試算になるという。日常生活においてこれだけの唾液を一度に浴びることは非現実的であるため、他者への感染性は相当低いとし、検査閾値として妥当とするコンセプトを打ち出した(図1)。

図1. 社会的検査閾値(Social cutoff)に基づく唾液プール法検査

○インターネットや薬局でも検査可能に
 このコンセプトに基づき、西原氏らは2020年度日本医療研究開発機構(AMED)ウイルス等感染症対策技術開発事業「COVID-19に対する唾液を用いた社会的検査体制を構築する研究」(図2)において、経済活動とSARS-CoV-2の感染抑制の両立を図るために、個人を対象としたSARS-CoV-2の他者への感染性の有無を判定することが目的の「社会的PCR検査」の考え方を提唱。
図2. SARS-CoV-2に対する唾液を用いた社会的検査体制を構築する研究の流れ

(図1、2とも慶應義塾大学プレスリリース)
 この開発事業を通して、社会的PCR検査のコンセプトにのっとった検査方式「SocRtes」(ソクラテス、SOCial pcR TESt)を考案した。SocRtesでは、希望する個人がインターネットで検査を申し込み、届いたキットを使って採集した唾液を発送すると、LSIメディエンス社が10検体プール方式でPCR検査を実施、2~3日程度で検査結果がインターネット上で閲覧できるという。その他、日本調剤社の「健康チェックステーション」併設薬局4店舗において、薬局スタッフが対面で問診や検査のフォローを行うサービスも、4月12日に開始する予定となっている。  
 これにより、SARS-CoV-2に対する大量のPCR検査が安価に実施でき、陽性・陰性の結果だけでなく、Ct値から推測したウイルス量を勘案して社会的活動の目安を示すことで、受検者の隔離や行動自粛の必要性を分かりやすく説明することが可能になり、経済活動の活性化と感染抑制の両立が期待されるという。(編集部)

4月15日(木)札幌桑園、19日(月)滝川での医療講演あります

2021年04月08日 | 医療講演やイベント
 
4月15日(木)札幌桑園、19日(月)滝川での医療講演の告知が道新に載りました。いつもありがとうございます。
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元気で長生き医療講演 in 札幌 体温測定OK 間隔も2m以上開けてられる状態です。
○4月15日(木) 午後2時から40分 
 
テーマ 脂肪肝対策で元気に!血液データの見方脂肪肝を見つけるために 田村&川西
肝臓の数値が異常なしでも油断は禁物、正常範囲の方でも注意すべき検査値の見方を説明します。是非検査結果を持参してお聞き下さい。
場所 水色の木もれ陽 研修センター
住所 札幌市中央区北11条西15丁目2-1
    桑園メディカルプラザ3F
共催 肝臓友の会はるにれ会 肝がん検診団
後援 北海道肝炎患者対策協議会
参加無料 申し込み不要です
問い合わせ先 
肝がん検診団(留守番電話) 011-728-1008
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元気で長生き医療講演 in 滝川
○2021年4月19日(月)午前11時から1時間 空知滝川 医療講演
 
 街なかひろば くるる 住所 滝川市栄町2丁目6-21 猪股興産第2ビル
医療講演テーマ
放っておけない脂肪肝!
 コロナウイルスにも勝てる肝臓にしていこう!
 長生きのコツと共にお伝えします
講師 肝がん検診団団長 肝臓クリニック札幌院長 川西 輝明
肝炎ウイルス検査 脂肪肝エコー体験 無料です
申し込み不要 お問合せ先 肝がん検診団 011-728-1008
希望者多数の場合は講演会参加者優先にて先着順となることをお許し下さい。
肝がん検診団企画と 一般法人社団北海道B型肝炎訴訟オレンジ基金の助成により実現
しました。
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