めいすいの写真日記

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北欧の旅から (19)・・・ コペンハーゲンの街

2011-09-19 | 旅の写真

ノルウェイのベルゲンからコペンハーゲンへ。コペンハーゲンはデンマークの首都。デンマークは北欧4ヶ国の内では最も南の国です。

空港に着陸する前、窓から、首都コペンハーゲンのあるシェラン島と南スウェーデン最大の街マルメを結ぶオアスン海峡橋が見えました。
2000年に開通した自動車と鉄道の専用橋です。総延長は16km。瀬戸大橋(香川県坂出市)とは姉妹橋になっています。

搭乗した航空機は88人乗りのボンバルディア CRJ900 NG。
この航空機はカナダのボンバルディア・エアロスペース社が製造・販売しているジェット旅客機です。
NG というのは new generation の略。
ドアが昇降階段になっているのがユニークです。あまり、お目にかからない航空機でした。

コペンハーゲンを代表する景観として知られ、活気のあるニューハウン
運河に沿って色鮮やかな建物が並びます。
かっては長い航海を終えた船乗り達が、羽を伸ばした居酒屋街だったところです。
多くのヨットや観光船が係留され、この運河を行き来していました。
船乗りの伝統はバイキングの時代と変わらず、デンマーク人は海を好ということです。
ニューハウンとは「新港」の意味。国王、クリスチャン5世により、1670年代に建設されました。

アンティークショップや飲食店があり、アイスクリームなどを販売する露天もあって、観光客で賑わっていました。

デンマーク王国のアマリエンボー宮殿は8角形の広場のまわりに配置された4つのロココ調の建物からなります。
本来の宮殿であった、クリスチャンスボー城は1794年に焼失したため、4人の貴族のために造営した宮殿を王室が購入して使用しているとのことです。
正面の建物が宮殿ですが、マルグレーテ2世女王は夏期静養中で不在、そのため屋根の中央のポールにはデンマーク国旗が翻っていません。

黒い大きな帽子の近衛兵

コペンハーゲンの目抜き通りである「ストロイエ」。
ストロイエとはデンマーク語で歩くこと。その名の通り、歩行者天国になっています。
様々なブランドショップやレストラン、カフェなどが建ち並んでいます。ヨーロッパでも屈指のショッピングストリートです。

この中でも一番人気は陶磁器のロイヤル・コペンハーゲンのお店。でも、6時に閉まってしまいます。

こちらは、ロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップ。

歩行者天国とあってパトロールのお巡りさんは、馬に乗っていました。

クリスチャンスポー城。1167年にアブサロン司教が建てた城塞がこの城の前身。
当時、コペンハーゲンは砂州の中に作られた砦に過ぎなかったと言います。
その後、コペンハーゲン城となり、何度も建て替えられました。
1730年クリスチャンⅥ世により、コペンハーゲン城は取り壊され、クリスチャンスポー城として建設されます。
1733年には、デンマーク王室の居城となりましたが、1794年、1884年と2度の火災に遭いました。
そのため、王室の居城はアマリエンボーン宮殿に移りました。

現在は、デンマーク王室および政府の迎賓館として使われていいます。
国会議事堂、内閣府、最高裁判所など三権もここにあり、まさに国政の心臓部となっています。

ホテルの部屋から見たクリスチャンスポー城(左手)とコペンハーゲンの中心部の遠景。