デンマークを代表する童話作家のアンデルセン(1805-1875)。アンデルセンの童話は世界中の人々に広く読まれています。
「マッチ売りの少女」、「みにくいあひるの子」、「人魚姫」、「おやゆび姫」、「夜泣きウグイス(ナイチンゲール)」など、
誰もが一度は話を聞いたことがあると思います。
私は2005年、「アンデルセン生誕200年」の年に出版された「アンデルセン童話集」(荒俣宏訳、新書館)を
を買い、時々手にとって読んだりしていました。
童話ですが、大人が読んでも楽しめる内容です。
それだからこそ、長い間、世界中で楽しまれているのだと思います。
写真のページは「夜泣きウグイス」。
コペンハーゲンのニューハウンの一画には、アンデルセンが住んだことのある家があり石版が取り付けられていました。
彼はニューハウンの雰囲気を好み、この付近に3回居を構え、18年間住んでいたとのことです。
なお、アンデルセンが幼少時代を過ごしたのは、フェン島にあるデンマーク第3の都市であるオーデンセ。
ここには「アンデルセン博物館」、「アンデルセン幼年時代の家」があります。
アンデルセンの童話「人魚姫」を元にした像。コペンハーゲンのシンボルです。
1913年彫刻家エドワード・エッセンによって作られました。
依頼したのは、カールスバーク・ビール会社の2代目社長。
王立劇場で行われていたバレエ「人魚姫」に感動して、像を造ることを思いついたいいます。
モデルとなったのは、その時人魚姫を演じていたプリマドンナのエリーネ。
その時の縁で、彫刻家エッセンとエリーネは結婚しています。
本来は腰から下が鱗状になるはずなのですが、そうならなかったのはモデルのエリーネの足があまりに美しかったらだということです。
誰かが、「世界三大がっかり観光地」の一つなどと言っていましたが、可愛らしい人魚は、一見に値すると思います。
コペンハーゲンの北、クロンボー城で見かけた白鳥とその幼鳥。
「みにくいあひるの子」は最初は貧しくかったが世に認められていくアンデルセンの生涯を描いていると言われています。
旅の仲間の人達をアンデルセンの銅像の前で記念撮影。道路を隔てた右側は「チボリ公園」、左は市庁舎。