中野重治詩集の49〜50ページ、今回は「日日」からの抜粋です。若い時期の焦燥感、イラついた気分が伝わってきました。
「日日」
友達が盲腸炎になり
首を切られそうになり
合宿の全員が銭なしになり
人さえ見れば煙草がないかと言い
ないと言い
使いに走らねばならず
経済学を読まねばならず
凹ましてやりたい腹もあり----(以下省略)
「日日」
友達が盲腸炎になり
首を切られそうになり
合宿の全員が銭なしになり
人さえ見れば煙草がないかと言い
ないと言い
使いに走らねばならず
経済学を読まねばならず
凹ましてやりたい腹もあり----(以下省略)