前半からﾊﾞﾝﾊﾞﾝｼｭｰﾄを決められ苦しい展開となった。
10点弱の差が詰められないまま4qに突入。
ケンゴは自分のプレーが出来ずに泣きながら試合をしている。それでもチームメイトが頑張れと励ましてくれる。
こうなるとケンゴは何もできなくなる。変わりに誰かいれば良いのだが、今のチーム事情ではそうもいかない。
経験したことのない雰囲気の中、みんなよく頑張った。
何回も負けを覚悟しながら、首の皮一枚でつながっていた。
4q目に13-6でリードし、ようやく同点に追いつきゲームは延長戦に。
チームの状態は良くもなく、悪くもなく普通の状態だが、チーム全体がこじんまりとまとまっており、相手に威圧感を与えないチームになっている。
ハチャメチャなケンゴがとてつもないことをしてくれれば良いのだが、何せ気持ちが優しすぎる。
何があっても何食わぬ顔で攻めまくるケンゴが戻って欲しいと期待をしながら延長戦を迎えた。
第1延長でもリードが奪えないまま時間が過ぎた。
再延長に。
第2延長で守りをゾーンに切り替えようやく流れがMJに動いてきた。リバウンドをｹﾝｼﾝが頑張ったのも良い流れになった要因である。
残り2分過ぎでようやくリードを奪った。この試合初めてのリードである。
終盤攻めなくてもいいところで突っ込んでしまうミスもあったが、延長から常にゴールに向かっていく姿勢が勝利を呼んだのかもしれない。
みんなでもぎ取った勝利であった。
長府小学校が使えない中、熊野小学校まで車で送り迎えしてくれた父母会が一生懸命応援してくれたのもずいぶん励みになった。
一ヵ月後に県決勝大会を迎える。
2日目まで勝ち残れるチーム作りを、
もう一度原点戻ってやっていきたいなぁ～
