僕の親父は料理好きでした。中でも魚を捌いたり魚卵を漬けたりするのが大得意で、数の子の皮剥きを丁寧にしてる姿を見て不思議な感じをいだいたものです。
普段はあれほど大柄に、社員に対しては厳しく接し、僕の家族も彼を恐れていましたが、不思議と魚料理に関しては、気分が乗った日しかしませんがやたらと手際よくぱっぱとやってしまいます。出刃包丁や柳刃包丁など、刺身を切るための包丁が揃っていたので、母が買ったとは思えず、父が購入したのでしょう。
◆親父の得意料理
・刺身
・煮物
・焼物
・漬物
中でも刺身ときたら相当なもので、鰤を買ってきて皮を剥いで三枚おろし、刺身包丁でささっと切ってゆく。盛り付けは下手だったようで母がしてました。
それと漬物です。数の子、筋子、秋鮭の筋子からいくらを作り、醤油漬けにしたり、イカの塩辛を作ったりしていました。家族では彼と僕しか食べないんだけど大量に作るんです。5杯〜6杯捌くからとんでもない量です。母が近所に配って歩いてました。
◆親父の苦手な食べ物
西洋料理、特にチーズを使ったものは嫌ってました。辛いのは大好きだったけど、キムチは嫌ってました。胡麻油の香りが嫌だったのでしょうね。餃子や焼売も手をつけませんでした。何かこだわりがあったのでしょう。
◆親父の好きだった食べ物
刺身、鮨、ステーキ、焼肉、漬物、(たくあんとか)を好んで食べてました。夕刻、父から携帯電話に連絡があると鮨屋か焼肉屋でした。これが毎日だから驚きです。焼肉屋には出資してたからつけ払いしてた気がします。
◆僕の好き嫌い
親父が死んで15年近くになりますか。僕は親父と同じ食事の好き嫌いをしっかり継承しています。数の子、筋子、イカの塩辛も自分で作ります。刺身はあまりしませんが、3枚下ろしくらいは楽勝です。
まああまり懐に余裕はないから毎日鮨、焼肉は真似できませんけど
2024/10/22 11:05 湯沢町 Ipadmini
クリンもしんせきが北海道に多く居るものですから「手作りいくらしょうゆ漬け」は毎年送ってもらっています💡
あれを作るのに、道民は「いくらパラパラ」という器具を用いているんですよねえ・・