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著作権に悩む~『撮ってはいけない』

2021-07-15 | 2022夏まで ~本~
おはようございます。

本日はブログと著作権の問題について・・・
・・・と大きく出ましたが、著作権問題は難しいので、
とりあえず、自分の方針を確認しつつアップするというところです。

どうぞ、おつきあいくださいませ。


さて、拙ブログ、本の感想文が多いのは、ご覧の通りです。
書影を紹介したいなぁと、当然思います。

以前は、けっこうネット上の書影を使っていました。
ア★ゾンとかから、ですね。
もちろん、出典も載せています。

でも、それは、まずいんじゃないか、とご指摘を受けました。
その方いわく
「許可なく使って良い書影は『版元ドットコム』だけでしょ」と。

版元ドットコムを見てみれば、書影のない本も多々あります。

HPによれば「各出版社が自社の本の宣伝やオンライン書店での利用に自由に使って良いという契約をして出版業界の共通のデータベースに登録したものを
版元ドットコムも使っております」とのことです。

つまり、書影がない本の出版社は「契約をしていない」ことになります。
それだけ、著作権問題に厳しい会社なのかも知れません。


また、以前、アマ★ンにアップされている書影を使っても良いのかなぁと、
ネット検索をしたところ、やっぱり画像の無断利用はNGとのこと。

もともと小心者のうえ、
ちょうどSNSについて神経質になっていた頃だったので、
拙ブログで使っていた、書影を慌ててを削除しました。

拙ブログ中、ある時期の記事内で、
スペースが不自然に空いているのは、そのせいです。
その後、調整もしていないので、お見苦しくて申し訳ございません・・・


さて、先日、この本と出会いました。




飯野たから著 紺野礼央監修 『撮ってはいけない』自由国民社。
具体例とともに、法律的な問題だけではなく、
その対応も解説されています。

監修の紺野氏は弁護士・弁理士でいらっしゃるとか・・・
これなら、安心と読み進めると・・・


わたしのが悩むのと同じ「ブログで本を紹介」という項目を見つけました。

ーー絵本の紹介をしたくて、絵本の表紙と挿絵数点を撮影し、
感想と解説をつけて、ブログにアップ。ところが「作家さんの許可が
なければ著作権侵害」と指摘された、本当なの?ーー

結論から言うと「絵本や作家を紹介するための引用なら、
SNSに表紙や挿絵を載せても著作権の侵害にはなりません」107頁
とのこと。

ただし、感想や意見など自分の著作か、本からの引用かを
をはっきりさせましょう・・・

そして、あくまでも紹介記事が主で、
掲載した表紙や挿絵にはクレジットを入れるのを忘れずに、だそうです。

それなら、なんとかなりそうで、ほっとしかけたところ・・・


・・・コレだけで済まないのが著作権!

たとえば同じ本でも、写真集は別。
具体例「SNSで写真集を紹介」によると
「引用とは認められない可能性が高い」そうです。

というのも、絵本の紹介記事などと違って、
写真集の場合は、引用が主になりがち、
したがって、認められない可能性が高くなるのだとか。

好きなタレントさんを応援したい気持ちがあったとしても、
無許可でSNSにアップすると「引用」と認められにくく、
著作権やパブリシティ権の侵害になることもあり・・・

投稿は思いとどまる方が無難」(110頁)だと書かれていました。

そういえば、最近は、テレビ番組などでも、
タレントさんの写真ではなく、似顔絵?が使われていますよね。
それだけ、世の中がこういった問題に厳しくなっているのでしょう。


それでは、タレントさんではなく、景色などの画像を使いたいとき、
クレジットをつければいいんだよね・・・と思いきや、
写真の引用」も難しいそうです。

具体例として、挙げられたのが
ーー温泉番付を作りたくて、写真は観光協会のHPから転載。
「キチンと出典も入れましたから、問題ないですよね」(111頁)。

・・・これも、難しい・・・

というのは写真の著作権者は、観光協会のHPの開設者でなく、
写真を撮ったカメラマンのこともあり、
これがトラブルの種になりかねないとのこと。

つまり誰が著作権者を明らかにしてから使うべし、なんです。

それって、めちゃくちゃ大変、
場合によっては、どうやって調べるかもわからないかも・・・


・・・と考えると、混乱しきり。

とりあえず、今後、本の感想文をアップするときの方針を決めました。

まず、書影を使いたいときは、できるだけ版元ドットコムを使い、
画像がない場合は、自分で本を撮影していくつもりです。
(ネット検索によると、それも著作権侵害との考えもありますが)


気にしすぎかもしれません。
でも、小心者のうえ、世の中、いろいろ厳しくなっていますから・・・

自分で自分を守れるところは、
しっかり守っていこうと考えた次第でございます。


本日も、エンエン、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
なお本文で「引用」した『撮ってはいけない』は版元ドットコムに
書影がなかったため、自分で撮影してアップしています。

(ご覧になれば分りますよね・・・w)

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