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山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

テレビ用キャビネットの制作

2014年12月12日 | 木工
テレビを乗せるためのキャビネットを作っています。

幅が2200cm、高さが75cm、奥行が50cmで、引出や扉が付く立派なものです。






地板の長さだけで193cmもあります。

この板を組むのには2mのパイプクランプでも長さが足りません。
120cmのパイプをジョイントして長いクランプをセットして使います。




このようなパイプの配管で使う金具を使って継ぎ足します。






地板、側板、引出の付く束(つか)などを組みます。






今回は組む前に蝶番の付く部分を先に掘っておきました。






これは裏板です。
本体と同じクリ材です。

乾燥による縮みを考慮して「本実(ほんざね)」という構造にしてあります。
穴は配線用です。





こんな構造。







裏板を入れて、





天板を組みます。

横に同じお宅に行く家具が置いてあって狭いです。








扉と引出を作って仕込みます。

扉は下半分が木の鏡板、上がガラスというデザインです。





扉と本体と両方に掘り込みを入れて蝶番を付けました。
一つがサラリーマンのランチ予算くらいの値段する蝶番です。
厚さも6mmあります。






つまみを作ります
材はブラックウォールナットです。






両面テープで付けてみました。

なんか気に入りません。
大きすぎたようです。






少し小ぶりのものに作り替えてみました。
今度はいいようです。




だいたいできました。
あとは塗って金具やガラスを付けて完成です。



大きなものなので、搬入が心配です。
エレベーターに乗るのでしょうか?