ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

ちょっとしたギミック

2012年11月07日 | 木工
ずいぶん秋が深まりました。



いつもの通勤路、自転車を止めて紅葉を撮影。






庭で材木をいじっていたら沢蟹が。起こしてごめんなさい。
足が何本か足りないねえ。





地面に伏せてある木をどかしたらカブトムシの幼虫が。こちらもあわてて元に戻す。








さて、こんな家具ができました。TV台としてお使いになるものです。
一見引き出しが6つのようにみえますが、





このように開きます。






またはこのように開きます。



ドロップ蝶番とステーを使った引き出しに見せかけたギミックな作りになっています。
中央、上にはAV機器が入ります。





ツマミはこのようなもの。
これを作ってニョロニョロみたい、と思った私もだいぶ古い人間。








こちらの家具もTV台です。



この扉の開き方は、







手間に持ち上げてから奥に扉をしまうようになっています。
このような扉をなんと呼ぶのか知りません。
オーバースライダー?跳ね上げ引き込み収納扉?







これが図面。
細かい話ですが、扉の上にダボが付いていて、
扉を手前に持ち上げるとそのダボが両側の溝の中を滑っていき扉が収納される仕組み。
扉を持ち上げるときに扉の角が天井にぶつかると開かないので、
天井に丸くドーム状に溝を掘らないといけないことが図面からわかります。






実際に制作した、そのあたりの写真です。ドーム状に溝があるのがお分かりでしょうか?






扉のダボを埋め込むところには補強が必要です。見えなくなってしまうところですが、長持ちのため。
埋める木はサクラ。硬いから。




埋めて、




ダボを付けます。ダボは樫材。もっと硬いから。









これは両側の扉のツマミ。葉っぱがモチーフ。
一本溝の引き戸なので、出っ張ったツマミでも大丈夫。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ペーパーコードの座面張り | トップ | 工房の周りの木々 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿