ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

レンジ台の制作 再び

2016年08月22日 | 木工
電子レンジを置くための台を再度ご依頼いただきました。

仕口が見えるようなデザインをご希望とのことでしたが、
置く場所のスペースの制約と入れる機械の大きさとの兼ね合いから、あまり太い材厚い材は使えません。






部材の加工が終わって記念撮影。

材はサクラ。










30mm角の足の部材に貫通した穴を掘り、ホゾを入れて楔で止める仕口です。






糊を着けて楔を打ちました。






接着後糊を取ったりホゾ先を面取りをしてきれいに仕上げます。

これは結構面倒な作業です。









これは後ろと横の幕板が足に付く部分の仕口です。

足が細いので、ホゾのスペースを互い違いに分け合ってます。

このあたりは組んでしまうと見えなくなる仕口です。








こちらは横の幕板と引き出しになる前の接合部。

やはりホゾ穴を互い違いにしてぶつからないように設計します。









下の棚板の仕口です。

溝を付き通してしまうと弱くなるので溝を三か所に分けてあります。









最終段階の組み立てです。









漆を5回ほど塗った後、つまみや天板を付けて完成です。










こんなディテールです。









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