ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

新羽神社祭典

2012年10月07日 | 日記
今日は自宅と工房の間にある神社のお祭りでした。




いつもの通勤路にもしめ縄が張られています。





新羽神社。上野村で一番由緒正しい神社と言われています。
破風にモモンガの穴が開いています。





珍しい白い鳥居。波打つ石段。




鳥居の横に変わった形の手水場。瓢箪のかたち?





社の横に直径2mほどの杉の切り株。樹齢は1000年ほどだったそうです。
20年以上前に、空洞化して危険なので伐採したという話です。





毎日散々前を通っているのに、入ってそんなにしげしげ見ることはなかったです。






燈明が入る室がなくなっている石灯篭。
柱が竹を模した形になっています。





こちらが完品の灯篭。写真奥に見える白い橋のたもとに私の工房があります。





神社正面の上の彫刻。「瓢箪から駒」の絵柄でしょうか。彩色が残っています。





柱の彫刻。獅子でしょうか。かわいいですね。





これは象ですね。ほとんど創造の動物。







神社の建物の中に、また社があります。
これがすばらしい。木彫の宝庫です。





背面の掘りもの。暗い所なのでぶれています。
松の木の下で巻物を読む二人の人物。





これは左の側面。何の場面なのでしょうか。








各所にこのような彫り物があります。
このような文様もいいです。
材は素晴らしく目の詰んだケヤキ。

古いものを見るのが好きです。


お年寄りに聞いた話。

建造に使ったケヤキは一本だったという。(どんなでかい欅だ。)
制作中、請け負った職人に子供ができ、一度家に帰った。
その人は17年後くらいに子供と帰ってきて、二人で仕上げたという。
いつの時代のものかはわからない。
一説では600年前。(それはいくらなんでも古すぎでは?)
何かの事情で、建造時代が分かる書物は破棄されたという。

お祭りは神輿を担いで川に行き、川の中を歩く「川下げ」、その後神楽の奉納があります。

人を撮らず、ものばかり撮る私は変わり者。








前のブログで作っていたものができたので、報告を兼ねて写真を載せます。
玄関の収納です。
扉の鏡板は板を割いて作った「ブックマッチ」になっています。
この写真と、建物に付けた時とは多少配置が変わります。




合板の本体ですが、前だけは無垢材が貼ってあります。
あまり普段は使わないスライド蝶番を使っています。



お祭りの後、仕事をしていたら工房の庭に鹿が来ました。まだ6時くらいです。
なかなか写真は撮れません。さすがに出てゆくと逃げてしまうから。



















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