10月19日(火)くもり
おかしな、不思議な、そうでもない夢をみた。
舞台は実家。
登場人物は妹と弟
そして、屋根裏にネズミがたくさん住んでいるという設定。
しかもねずみは体育館いっぱいになるくらい(立方体として)屋根裏にいるらしい。
どうかんがえても、実家の屋根裏がとんでもなく大きい作りになっているくらい、
不釣り合いな、ザ・夢的設定だ。
で、そのネズミ達が、
台風のように家の中に侵入してくるという情報をキャッチしたところから夢はスタートする。
ネズミ襲撃!なのに、よくある映画的な恐怖はまったく感じられず
ゲーム感覚で楽しんでいるという情景。
わたしの実家は普通の2階建てなんだけど、
夢では、一階と二階の間に、50~70センチ程の中二階。
二階と屋根裏の間にも同じように50~70センチ程の、
中三階的な空間が存在する夢的改造という、いらぬディテールが付いていた。
しかも、その空間は壁一面収納で、現代的要素はひとかけらもない、ふすま仕様。
なぜか屋根裏直結型。
意味がわからないが、ネズミが部屋にやってくるらしい中
とりあえず対策を練る、我ら兄弟。
そこへ、日頃から動物にやたら好かれる弟の極めつけのひと言。
【なんか、今ネズミがどうやって攻め入るか会議しているみたい。】
どうやら、弟はネズミの言葉がわかるらしい。
宇宙と交信するより難しいんじゃないか、ってことをサラッとやってのける。
が、夢の中のわたしには少しだけ落ち着きがあるらしく、
【そっか、じゃ今のウチに防御を固めれば大丈夫ね】なんていいつつ、
「なんで会議してるってのがわかるんだ」と頭の中には思い浮かぶ
それでも、大量のネズミが部屋に入ってくるとなると
収集が付かなくなるということで、対ネズミ大作戦を決行。
それが、またなんともショボイ。
ただ、ただ、屋根裏と繋がっているであろう扉をひたすら閉めるだけ。
体育館に詰め込むくらいの量のネズミに対抗するのが、
あの薄っぺらい、紙と木枠でできた「襖」なのである。
でも、夢の中のわたしたちは、そんな軟弱な防御だとは思いもせず、
これはいける!とひたすら襖を閉めるために行動するのだ。
そもそも、こんなの作戦でもなんでもないんだけどね。
小さい頃に言われた、「扉はちゃんと閉めましょう」を
常日頃から守っていれば、作戦もなにも関係ない。
それでも行動する我ら兄弟。
おきまりのパターンだが
最後の一カ所になって、とんでもない事態が起こる。
(ま、たいしたことじゃないのに、夢では大慌て)
布団とか箱とか座布団とか、
どこをどう詰め込んだらこんなに全面にせり出してくるんだ!
ってくらい不自然に荷物が溢れ出ているではないか。
弟が「どうする、どうする」ときいてくる。
わたし「ひっぱり出して閉めるしかないでしょ」
で、お決まりだが、ここで緊迫した状況。
ドオドッドッドドドッドドド!
映画の戦いのシーンみたいな勢いで近づいて来ている、
馬並みのネズミの足音が直ぐソバまで迫っているのだ。
どうするも、こうするもなく
ネズミの足音がヤバいくらい馬の音に似て、
あまりにオモシロで、夢の中で大笑いして目が覚めたのだった。
しかも、はっきり意識があって、ちょうど寝ようとしているヒー様に
いまねオモシロい夢みたの、明日起きてから話すね。と報告。
この先が気になると思って、もう一度夢を思い出しながら寝てみたけど
結局続きを見ることは出来なかったのでした。
どう考えても夢でしか起こりえない状況だっただけに、
続きが見られなかったのが残念。
起きたときのショックといったら、
残していたケーキをヒー様に食べられしまっていた時みたいな感覚。
で、ここで改めて夢を振り返ってみる。
夢というのは、何かしらのシグナル。
かの有名なフロイト様の夢診断にはそう書いてある訳で、、、
何かしらわたしの心に強く思ったものがあるに違いないと
自分なりに夢診断。
妹・・・その日寝る前に長々電話で話をした。
実家・・・妹と話をしたことによって帰りたいと少なからず思った。
弟・・・キーマン的発言をしているにもかかわらず、思い当たるフシがなく、
設定が実家だから登場してしまったオプション的役割
家の構造・・・結婚一周年記念で行った、「千と千尋の神隠し」のモデルに
なったと言われる温泉旅館【積善館】の影響
で、ネズミなんだが、
何故どこからネズミが出て来たのかわからなかった。
どこからともなくやってくるからネズミなのかもしれないが、
何かしら生活の中でネズミが登場したに違いないと、
このところの行動をおもいかえして、しばらく考えてみた。
みたところ、そういえば!と思い当たることがあった。
先日、急遽渋谷にいったときのこと、二軒目に移動中、
ハチ公前を通ったときにネズミがいたのだった。
実家の方で見かける、小指サイズのネズミとはかけ離れた、
映画とか漫画に出てきそうな、デカイやつが居た。
初めて見る、大きな野生のネズミに「でかっ!」驚きつつも、
どんなもんなのか少し立ち止まって、じ~っと見た。確かに見たのだ。
あの時、もう二度と見なくていいと思ったネズミ。
それが夢に登場。
よっぽど、あのネズミはわたしのハートをがっちりキャッチしたに違いない。
おそるべき野生のネズミ達。
そして、日常の些細なワーンシーンが甦る夢、恐るべし。
せっかく、セスクが登場するかもなんて期待したのが間違い。
セスクの、「せ」の字すらかぶっていないネズミ。
どうせなら、大量のセスクが迫ってくる夢が見たかった。
そうおもう、今日は絶対にセスクが見たいとおもうわたしだった。
でも、夢って現実と違って、
そう簡単にはゆかないのよね。こまった、こまった。。。