『エレガも同じなのね』
アカネは右手を差し出して握手を求めた。
『ああっ宜しく』
アカネにならい右手を差し出し握手した。
そのタイミングでミャーが蛇をくわえて現れた。途端尻餅をつくエレガがいた。
どうやら蛇は苦手な様だ。
一方のアカネの方はミャーの頭を撫でている。
『偉い偉い』と、言いながら。
エレガは溜息を付くと『私の故郷、天空の民ロト、に向かう』と告げた。
それに対してアカネは辛そうなエレガを見兼ねて『行きたくないのですか?』
『嫌な思い出がある』
エレガにはアカネに隠す気はない様だ。
『昔、人を殺しかけた』
『行きたくないなら無理には』
『帰る術はそこにしか無いのだミャー、蛇は捨てなさい』
ミャーが蛇を捨てると3人は消えていた。
同じ頃エレナレナも
『ナターシャ後は頼みました』
『はい』
旅立とうとしていた。
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