『心さん私と結婚して下さい』
彼ディヴェストが告白したのは心が16歳になった年だった。この国では女性は16歳から結婚が許される。
彼女の体型は体は丸みを帯び胸も大きくなっていた。二年前に女神を責任を取って辞していた。
当然反対された事は言うまでもないが意志はハッキリしていた。誰も逆らえなかった。
『それなら私も一緒に』ディヴェストも同時に天使を辞した。
それまで色々あっても二人の意志は変わらず、辞する事になった。その顔は清々しいもので後悔など微塵も感じさせない。
二人は幸せだった、青空のごとく。
『あの二人が幸せならばそれが一番なのだろう』と館長は笑った。皆仕方ないと納得した。
しかし問題も残った。
二人が辞した事で彼等が生み出した魔法は使用不能になってしまった。
再び世界を作っる事は出来ないと同時に、この世界も消す事が出来なくなっていた。
心さんがその事を知っていたかは怖くて聞けない。
全く相変わらずの心さん濃度だった。それでも幸福なのだから
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