御所市鴨神に鎮座する高鴨(たかかも)神社。鴨神は佐味郷と呼ばれ東佐味・西佐味・鴨神下・鴨神上の4カ大字からなる地域で、古来の豪族である葛城氏系・鴨氏系が治めていたと伝えられる。
今夜は同神社に寿々伎提灯が奉納される秋祭り。
奉納される前の夕刻、10月1日に同神社でクリの木の御幣に移された神さんが在郷大字にお旅されてから十日間、無事に大字を守ったた神さんが戻ってくる。
鳥居下に設えた神前に大字の講衆が御幣を持って到着すると「ヨロコビノ ヨロコビノ ゴヘイガマイル ウワーハーハイ」と唱和する。
今、まさに神さんがお旅から戻ってきたぞというような掛け声は、喜びの御幣が参ったので敬って拝するのじゃという意味と考えられる。
神職の祓えの儀が行われたあと一行は闇の中に鎮座する最奥の八坂神社まで向かう。
御幣を神殿に掲げて行われる還幸祭神事はとても厳かな儀式である。
クリの木の御幣が用いられるのは五條市周辺(桜井市里山辺りも)で見られるもので、弥生時代以前の古来、里山ではクリの木を養殖して食料にしていた時代だったと発掘調査で検出されている。
クリの木御幣は現在まで延々と続けられているもので、古い形式の御幣だと宮司はおっしゃる。
この還幸祭神事は基本的に撮影は非許可ですが、今回、鴨神上大字の戌亥講の方々及び同神社宮司に特別に許可をもらって撮らせていただいた。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
(H19.10.10 Kiss Digtal N撮影)
今夜は同神社に寿々伎提灯が奉納される秋祭り。
奉納される前の夕刻、10月1日に同神社でクリの木の御幣に移された神さんが在郷大字にお旅されてから十日間、無事に大字を守ったた神さんが戻ってくる。
鳥居下に設えた神前に大字の講衆が御幣を持って到着すると「ヨロコビノ ヨロコビノ ゴヘイガマイル ウワーハーハイ」と唱和する。
今、まさに神さんがお旅から戻ってきたぞというような掛け声は、喜びの御幣が参ったので敬って拝するのじゃという意味と考えられる。
神職の祓えの儀が行われたあと一行は闇の中に鎮座する最奥の八坂神社まで向かう。
御幣を神殿に掲げて行われる還幸祭神事はとても厳かな儀式である。
クリの木の御幣が用いられるのは五條市周辺(桜井市里山辺りも)で見られるもので、弥生時代以前の古来、里山ではクリの木を養殖して食料にしていた時代だったと発掘調査で検出されている。
クリの木御幣は現在まで延々と続けられているもので、古い形式の御幣だと宮司はおっしゃる。
この還幸祭神事は基本的に撮影は非許可ですが、今回、鴨神上大字の戌亥講の方々及び同神社宮司に特別に許可をもらって撮らせていただいた。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
(H19.10.10 Kiss Digtal N撮影)