T家の植え初めを撮っていたときのことだ。
苗箱を乗せた軽トラが走っていた。
運転手は見覚えのある男性。
切幡の年中行事で度々お会いするHさんだ。
今から我が家の田植えをすると開けた窓から話してくれた。
大型車輪で駆動する田植え機は奈良市の大原農機製の4条植え。
鉄製の苗箱も特殊である。
二枚の苗箱を両方からがっちりと支える道具の名は「キョウリツ」である。
片手で二枚の苗箱をたやすく運ぶ道具である。
軽トラに積みこんで運び、田植え機に一枚、一枚載せる。
田植え機はあまり見られない形である。
大型車輪で移動する姿はユニークでメカニカル。
特徴的な田植え機に「共立」のプレートがある。
「共立」ブランドは大原農機の製品である。
苗箱の大きさは田植え機にぴったりはまる。
サイズが一致している寸法の規格品は他のメーカーの田植え機では使えない。
切幡で「共立」を使って田植えをしているのはHさんとTさんの2軒しかないと云う。
H家の田植え作業を応援している2家族。
娘さんが嫁入りした先は都祁の針。
春日神社の氏子になる。
Hさんの弟は天理市福住の下入田。
氷室神社の氏子さんである。
それぞれの地で行事取材をしたことがある。
「共立」製の苗箱を手渡して、田植えを作業を進める。
田植え機が戻ってくるまではサラエ道具で泥田を均しておく。
「共立」の田植え機は前方から見ても、後方であっても田植えの様子が判らない。
運転席下になる処から苗が降りてくるのである。
山々に囲まれた切幡の田んぼに苗を植え付ける。
戻ってくれば苗箱を供給する。
空になった苗箱を受け取った婦人は奇麗な山の水で洗っておく。
空箱を受け取る。
苗箱を積む。
空箱を運んで洗う。
田植え作業は体力も時間も要る。
一人でする場合よりも、家族の応援があるからこそスムーズに作業が進む。
それを繰り返した田植え作業はおよそ1時間。
山間田園を背景に何枚か撮らせてもらった。
横位置もあれば縦位置も。
ご主人の姿が頼もしく見える。
H家の田んぼはすべてを合わせると一町田。
できるだけこの日で終わらせたいが、街道筋にも田んぼがあるから二日間もかかると云う。
この日の田植えの品種はアキタコマチ。
一枚の田植えを終えて一服する。
田植え機を田んぼから上げるにも協力が要る。
金属製の梯子を伸ばしてぐいぐいと登る田植え機。
急な角度をあがるには倒れないように援助する。
お茶とお菓子でひとときを過ごしてからは上の田んぼに移った。
かつてはH家も植え初めをしていたと話す。
植え初めはしなくなったが社日のミトマツリはしていると云う。
(H26. 5. 6 EOS40D撮影)
苗箱を乗せた軽トラが走っていた。
運転手は見覚えのある男性。
切幡の年中行事で度々お会いするHさんだ。
今から我が家の田植えをすると開けた窓から話してくれた。
大型車輪で駆動する田植え機は奈良市の大原農機製の4条植え。
鉄製の苗箱も特殊である。
二枚の苗箱を両方からがっちりと支える道具の名は「キョウリツ」である。
片手で二枚の苗箱をたやすく運ぶ道具である。
軽トラに積みこんで運び、田植え機に一枚、一枚載せる。
田植え機はあまり見られない形である。
大型車輪で移動する姿はユニークでメカニカル。
特徴的な田植え機に「共立」のプレートがある。
「共立」ブランドは大原農機の製品である。
苗箱の大きさは田植え機にぴったりはまる。
サイズが一致している寸法の規格品は他のメーカーの田植え機では使えない。
切幡で「共立」を使って田植えをしているのはHさんとTさんの2軒しかないと云う。
H家の田植え作業を応援している2家族。
娘さんが嫁入りした先は都祁の針。
春日神社の氏子になる。
Hさんの弟は天理市福住の下入田。
氷室神社の氏子さんである。
それぞれの地で行事取材をしたことがある。
「共立」製の苗箱を手渡して、田植えを作業を進める。
田植え機が戻ってくるまではサラエ道具で泥田を均しておく。
「共立」の田植え機は前方から見ても、後方であっても田植えの様子が判らない。
運転席下になる処から苗が降りてくるのである。
山々に囲まれた切幡の田んぼに苗を植え付ける。
戻ってくれば苗箱を供給する。
空になった苗箱を受け取った婦人は奇麗な山の水で洗っておく。
空箱を受け取る。
苗箱を積む。
空箱を運んで洗う。
田植え作業は体力も時間も要る。
一人でする場合よりも、家族の応援があるからこそスムーズに作業が進む。
それを繰り返した田植え作業はおよそ1時間。
山間田園を背景に何枚か撮らせてもらった。
横位置もあれば縦位置も。
ご主人の姿が頼もしく見える。
H家の田んぼはすべてを合わせると一町田。
できるだけこの日で終わらせたいが、街道筋にも田んぼがあるから二日間もかかると云う。
この日の田植えの品種はアキタコマチ。
一枚の田植えを終えて一服する。
田植え機を田んぼから上げるにも協力が要る。
金属製の梯子を伸ばしてぐいぐいと登る田植え機。
急な角度をあがるには倒れないように援助する。
お茶とお菓子でひとときを過ごしてからは上の田んぼに移った。
かつてはH家も植え初めをしていたと話す。
植え初めはしなくなったが社日のミトマツリはしていると云う。
(H26. 5. 6 EOS40D撮影)