マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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焦りは事故に繋がる

2016年02月02日 07時40分42秒 | いどう
この日の朝は約束の待ち合わせ。

近鉄郡山駅で迎える客人を乗せて大宇陀に向かわなければならない。

その前に済ませておきたい渡しもの。

近所に住む山添村の住民に撮らせてもらった写真データを渡したいのだが住居が判り難い。

直線距離にすれば我が家から300mの処だがくねくねと辻を曲がる新興住宅地。

タクシーの運転手は決まって帰り道が判らなくなるという処である。

カーナビゲーションに番地をセットして向かうがひと筋間違ってはリセットされる。

前夜も出かけたが難儀した。

昼間であれば判りやすいと思っていたがそうでもなかった。

やはり間違ってしまうのだ。

ロス時間が増えていく。

ようやく辿り着いて手渡した依頼のデータ。

約束の時間は過ぎていた。

待たせるわけにはいかないので急ぐ。

民家を通り抜ければ踏切にでる。

数メートルも走れば県道にでる。

そのときだ県道から入ってきた軽自動車。

停まることも知らずにこっちへ向かってくる。

押せ、押せ、の自動車に狭い道。

なんとか左に寄せてあげようと思ってギリギリいっぱい。

水路蓋のグレーチングにタイヤを乗せて寄せた。

通れないじゃないかという顔で睨みつける運転手。

さらに左へ寄せたら左前輪が水路に落ちた。

すっぽり嵌った脱輪タイヤは空回り。

なんともはや、である。

そこを通り抜ける運転手。

「すまんなあ」の一言を吐いて通り過ぎていった。

さて、どうするか。

通りがかる車をバツの形を作って合図する。

そろそろ通り抜ける自動車運転手に救い手を頼んだがいずれも急いでいると云われて断られた。

保険会社に連絡して対応しかけたがやめた。

助け舟は我が家の近くえ営業しているオートサービスだ。

緊急連絡に飛んできたSさん。

牽引チェーンを持ってきた軽トラックで引っ張るが軽い車体にうまくいかない。

前部をジャッキで上げてみることにした。

大騒動になったグレーチングを敷いている民家からご主人が出てこられた。

申し訳ない状況に謝ることしかできない。

ジャッキで上げたら後輪でバックする。

何事もなかったようにすっと脱出した。

頭を下げてお詫びとお礼を伝えて駅に向かう。

事故対応中も連絡していた客人。

駅から歩いて支援したいというが現場までは走っても15分以上もかかる。

駅で居てくれるほうがありがたい。

そう伝えていた。

待ち合わせ時間は40分過ぎていた。

(H27. 4.18 記)
(H27. 4.19 SB932SH撮影)