マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

2021矢田の里は原風景②

2024年01月20日 08時19分43秒 | 大和郡山市へ
今日、16日も矢田山の田園地を車に乗って散歩する。

3日前の13日に見た燻炭焼き。

田主さんの姿は見られない。

そのワケは・・・

見てのとおり。

燻炭焼きの山すべてが真っ黒。

全体に焼けができたんだ。

なかなか見ない状態に、この景観も撮っておいた。

この日は、方角を替えて北に向かう。

回り道になるが、矢田坐久志玉彦神社傍の里道を走行する。

道なりに巡り合えた稲刈り後の田。



なんとススキを立ててあった。

その先に見えた燻炭焼き。

相当な量をつくっていた燻炭。

さらに走った道なりの道。

距離はそんなにない。

短い距離に大きな建物。

そこは北矢田地域のスポーツ会館。



その裏側に見つかる女王・卑弥呼の里。

未だ立証はされていないが、観光協会が認めたある学者の私見・学説を取り込み、決めた卑弥呼の里。

発掘調査は、されたもの卑弥呼の里を示す明らかな事実根拠もない、あくまで想定、伝承地の里に訪れる人も・・

そこで出会った2基のススキ。



数年前に訪れた自然観察会にも出会えた稲藁干し。

三本の足を組んで立てたススキ。

矢田の里の風景にそっと寄り添い、佇んでいた。

ここ卑弥呼の里に出合った男性。

風景写真を撮りにきた、という。

先日は、なんと新潟県の糸魚川まで足を運んだそうだ。

この日は、県立民俗博物館の駐車場に停めて、ここまで歩いてきた、という。

私と、同じく里山の景観を求めて撮影。

えーとこだ、と思った景観地。

車では気がつかない散策道に見つかる。

撮る被写体は、時季をみてコスモス畑や、走る近鉄電車も・・

この地では、向こうに見える竹林。

林立する竹林の並びがいい、とさっきまで撮っていたようだ。

実は、風景写真を撮るのは手段であり、目的はリハビリ。

還暦間近に、病に伏した。

退院した今は、毎日がリハビリ運動に1万歩目標にしている、と話してくれた。

実は、私もだ。

平成27年に心臓・弁を壊して、大手術した。

リハビリ運動に丸一年かけたが、元の身体・状態に戻ることはなかった。

目標は、決めることなく歩ける範囲にとどめた。

その男性、根を詰めたら身体が動かんようになるから無理はしない。

勤めは近鉄タクシーの運転手だった。

お客さんを乗せて、ここ矢田の丘まで来ることもあったが、歩くのは初めて。

速度は、自然の景観を見つけるスピード。

病のおかげで、こうして自然を感じるようになった。

話によれば、住まいは奈良市七条・三松寺付近のようだ。

割合に近い、ご近所さんだったんだ。

男性と別れて、再び歩だした矢田の里。

遠目に見つけたあの場所にもあったススキ。



ハウス手前のススキ。

ここら辺りは、みな同じカタチのようだ。

あれは、と思って畝に降りたそこに見たことがある花が見つかった。



秋の草木。

フジバカマの花は、ご存じの方も多い「秋の七草」に数えられる中のひとつ。

名前は知っているが、花そのものは見たことがないという人も多い。

アウトドアで見つけたときのうれしさ。

そんなことから記憶に遺る花になっていく。

七草に数えられるフジバカマに特徴がある。

花のカタチとかでなく、海を渡る蝶が関係しているのだ。

自然観察会に、このフジバカマが見つかったら、間違いなく解説される蝶の旅。

その蝶こそ、アサギマダラ


そこに飛んでくれば、大ヒット。

出逢いにカメラマンは、感動するであろう。

私が、ここでずっと待つわけにはいかない。

一応、この畑にフジバカマが咲いていた状態は記録しておく。

さて、と。

腰を上げて帰り道。

垣内の集会所を迂回して車に戻ろう。

そう、時間も遅くなってきたから、お家に帰ろう。

と、ここまで登ってきたら・・・・

これは何だ。

まさか、お晦日に撒く神さんが通る砂の道か

ずっと続いている砂の道には違わないが、はて、これは何だ。

よくよく見た砂の道・・・ではなかった。

目を凝らしてみたソレはもみ殻だった。



題して、「もみ殻落としの道」。

この季節にあるあるでもない光景に出会えた。

(R3.10.16 SB805SH 撮影)