この日は半年検診の心エコー検査がある心外科診察。
前回が昨年の9月6日だから半年後。
予定ではこの日でなく来週の2月28日だった。
数か月前に連絡があって診察日程が前のめり。
医師の都合で一週間前に変更された。
その日は循環器内科の3カ月検診もある。
どうでしょうかと相談されたが、なんとかなるでしょうと云うのは私だ。
検査は血液検査に心電図検査。
ちゃちゃっと進めば十分に間に合う心エコー検査。
血液検査の結果が出なけりゃ循環器内科医師の診察はできない。
血液採取をしてから1時間から1時間半もかかる。
一方の心エコー検査に関わる時間はほぼ30分。
その検査結果も出るには1時間以上もかかる。
スタート時間を早くすれば何とか間に合う。
後ろがなければ急ぐこともないのだが、午後はリハビリ療法の時間枠になる。
こういった3本立て一挙公開・・・ではなく一挙に検査、診察、リハビリをするに順番を決めていた。
始めは血液検査。
二番目に心電図検査と心エコー検査。
そして、結果が判明する時間を見計らって循環器内科診察時間を設定する。
それが終わるくらいに心外科診察の時間を決める。
こういう設定で診察が終わるのは午後12時半を想定した。
そうすることで心臓のリハビリ療法は午後1時半には充分間に合う。
もちろん、その間に昼食を摂るという計算である。
さて、上手くいくかどうか、である。
自宅を出発して途中にあるコンビニエンスストアで、ぱぱっと食べられるオニギリを買っておいた。
駐車場の門が開くのは午前8時半。
計算通りに着いた。
そこから歩いて10分。
総合受付を済ました時間は午前8時41分。
2階に上がって採血の整理券をもらう受付。
20人も並んでいた受付。
採血に入ってくださいと伝える整理番号は140番。
私が受け取った整理番号は232番。
こりゃ30分以上も待つことになる。
レントゲン検査でもあればそちらに廻ることも可能だが、今回の検査にレントゲンはない。
たいがいの心電図検査は10分で終わる。
心エコー検査は30分。
待ち行列がない場合は丁度いいが・・。
それらの検査を受け付ける生理検査受付担当者が云った。
心エコー検査の予約時間が9時半になっているから採血を優先してくださいと・・。
採血が9時半を過ぎるようであればこちらに来てくださいといわれたが、ビミョーである。
採血の待合ロビーで待つ。
その時間帯にアナウンスしていた整理番号は170番。
生理検査受付で相談している間に30人も進んでいた。
この状態であればなんとかいけるだろうと思って待つ。
ようやく呼び出しされた「232番までの方、お入りください」アナウンスは電光掲示板も「232」。
発光した時間は9時20分だった。
呼び出しはあるが実際に採血するにはまたもや順番待ちがある。
僅かの待ちもあって採血された本数は4本。
結果が判明する予定時間は午前10時51分だ。
循環器内科医師の診察は午前10時半であるからこの時点で遅れがあった。
今回の検査に特別なものはないからいつもの4本である。
そうしてまたもややってきた生理検査受付。
丁度の9時30分に呼び出しの心エコー検査である。
上半身裸になって横向けになる。
エコー検査の器具を動かしながら心臓の動きを検出される技師。
10分ほど経過したころに云った。
「鼻を何回か、吸ってください」という。
指示された通りに鼻をずずっとすする。
これは何のまじないなのか。
検査を終えた技師に尋ねた結果は呪いでもなかった。
心臓血管は動脈と静脈がある。
心臓の働きで全身の血管に送るのが動脈。
逆に送られた血液が心臓に戻ってくるのが静脈。
静脈は動脈と違って細い血管。
血圧も低い血管である。
検査するにはその静脈を広げて状態を掴むということですと云われた。
その結果、特に問題もなく、順調に流れていると伝えられた。
平成27年の8月に壊れた心臓の僧帽弁の形成手術を実行された。
それからは不整脈など心不全に陥ったものの弁の動きはまったく問題もなく作動しているということだった。
ところで次いでと云えば申しわけないが、気になっていたおお腹の出具合を尋ねた。
心エコー器具の幅は狭い。
もっと広い器具でないと脂肪肝などの検出はできませんと云われた。
見た目では膨満でもないので問題はないと云う。
こんなことにも応えてくれた優しい技師に頭を下げる。
一旦は生理検査受付に戻って心電図検査待ち。
呼ばれた時間帯は午前10時。
いつもの通りに衣服を脱いで裸で横たわる。
身体に装着する検査器具は多い。
息を済ませて身体の力を抜いてくださいと云われて俎板の鯉になる。
検査が始まって数分後。
技師が「ななめにします」と云った。
そう聞こえた私は斜めってどちらの方にですか、といえば、そうではなく、「長めにします」ということだ。
技師が云う「長め」は5分間。
一般的にはだいたいが3分。
長めであれば5分間。
その間に発症する不整脈を診るにはそれぐらいが要るらしい「長め」は毎回がそうである。
心電図検査を終えた時間は午前10時10分。
次に向かう受付は循環器内科。
血圧を測って待合室で待ってくださいと伝えられる。
待合室の長椅子はすべてが埋まっていた。
患者さんはなんとなく多いように感じた。
予定時間は午前10時半であるが、患者さんの動きがほとんどない。
呼び出しの声かけも少ないように思える。
そうであれば診察時間はたぶんに11時を超えるだろう。
そう思って受付に相談すれば、本日は飛び込みの患者さんが多くて予約も大幅に遅れていると云う。
ここで待っていても進展見込みがないと判断された受付の職員が指示したのは心臓血管外科診察だ。
予定していた時間は11時。
受付に診察案内を渡せばすぐにどうぞ、である。
待っていた患者さんはゼロだったのだ。
今回診察してくださる医師は心臓外科医師のH医師。
前回の平成28年9月6日に診察してくださった医師だ。
その後はどうですかと問われる医師に反応するのは特に大きな変化はなくて・・・である。
術後のその後は心エコーの検査結果。
問題はまったくなく、僧帽弁は正常に動いており血液の逆流は見られないと云う。
脈拍は低いのは術後の直接的な影響ではない。
起床時、安静時にみられる低い脈拍は38拍前後。
場合によれば若干上がりの43前後の時もある。
脈拍が低ければ心臓ポンプに動きも低い。
低いから動脈・静脈も悪い。
悪いから尿が溜まりやすい。
ところが運動をすればそれは解消される。
脈拍は60拍から70拍にもなる。
送り出し、戻しは問題なく正常な状況になる。
ずっと運動をし続けるわけにはいかない。
人間は安静状態の時間の方が多いのである。
尿が溜まれば膨満どころか浮腫み症状が出る。
息を吸いこむのも苦しくなる。
それを抑制するのが利尿剤である。
大晦日から正月二日間は民俗取材もあったが、戻ってきては泊まりにきていたおふくとろ酒飲。
ついつい気持ちも大らかになって酒を欲する量が自然と多くなる。
多くなるといっても通常缶ビールが2本になるだけだ。
そこへもって取材に出かけた昼間に服用する食後の利尿剤を失念していた。
薬を持っていくのを忘れる場合もあれば、持っていっても服用を忘れる。
気がついたら夕刻時間。
晩食が近いから短時間の合間の服用は拙い。
そう判断して、連続ではないが三日間も失念した。
きっちり応えてくれたのは我が身体だ。
浮腫みまではいかなかったが膨満である。
食欲もない日を迎えてえらく反省した我が行動である
ラシックス利尿錠は朝に1錠、昼に1錠。
一日2錠のところを1錠にすればてき面に症状が現れるのである。
キツイ運動は避けて服用も忘れずに日常を送るようにしてくださいと云われて退室する。
次回の診察は半年後の8月8日。
忘れないようにカレンダーとか日誌にメモっておこう。
診察は短時間。
午前11時20分には再び戻った循環器内科の受付にお願いしますと伝えて待合室に移動する。
立って待たざるを得なかった先ほどの混雑ぶりと違って座れた。
そこにあったマイク放送。
「Ⅰ医師の予約の状況は大幅に遅れて90分待ちになっています」というアナウンスだ。
私の診察予約は午前10時半。
単純計算すれば診察は12時になるであろう。
期待時間を覆して11時50分に呼び出しがかかった。
前回の診察は平成28年11月29日。
3カ月ぶりにお会いする医師は主治医のⅠ循環器内科医師。
先ほどの心臓外科医師と同じようにお身体の具合はいかがですか・・に答える同じ回答。
大晦日から正月二日間における失態である。
利尿剤の服用を連続三日間も空けてしまうとどうなるかを伝えた。
今から14カ月前のことだ。
年末に起こった膨満状態に浮腫みに苦しんで緊急処置をしてもらった効き目がすごい利尿を促進する注射処置。
正月三日目はそうしたかったぐらいに辛かった。
もし翌日もそうであれば緊急連絡をしようと思っていたが、服用を再開すればなんともなくなった。
ありがたい毎日の2回に服用するラシックス利尿錠。
先生、今後は絶対に適用された薬は忘れないように注意しますっと伝えた。
ちなみにこの日の血液検査結果である。
これまでなんとも云われなかったワーフアリンである。
効き目が少し弱くなっているが常態は拙くないので様子をみましょう、ということだ。
そのワーフアリン効き目を数値で現わしているのはPT―INRである。
平成28年7月12日の診察以来に耳にしたPT―INR。
問題はないがと云われたが念のために過去状況を振り返ってみた。
同年5月17日の値は1.23。
翌月の6月14日は1.52。
次月の7月12日は1.60。
そのときの診察に云われたのはPT-INRは1.5以上が望ましいということだった。
この日の結果は1.33。
前回の平成28年11月29日は1.64だっただけにおかしいと気づかれたのだ。
ワーファリン効果があって順調に推移していたと思っていただけに私の記憶の中から消えてしまっていたPT-INRは血液の凝固状態を伝える数値。
低ければ血液の流れが良くないということだが、逆に2.2以上であればそれもまた危険度である。
ちなみにワーフアリン服用者はその効果を弱めるビタミンKをもつ納豆やクロレラ、野菜汁を摂ることは厳禁である。
もっとも私は納豆もクロレラも大嫌いなので口にすることもないが・・・。
BNPもヘモグロビンも基準値には達していないが、異常を示すものはなく今回も安定している。
前回の9月6日の値は75.2。
前々回の11月は62.8。
この日のBNPは75.4。
基準値は18.4以下であるが、現状はそこまでいかない62-75の間を行ったり来たりである。
ヘモグロビンは前回の11月が13.5。
今回も13.5。
基準値が13.7だからまったく問題はない。
痔は今でも完治していないが、大量の出血は発症していない。
たんまにもよおしが悪くなる時がある。
お腹はぐりぐり言うてるが脱糞が少ない。
お腹になにかが残っている。
そんな日は気分も身体も憂鬱だ。
一日二日はそんな日があったとしても快便の日がやってくる。
こんは日は身体も軽くなったような気がする。
もちろん膨満感もない。
その日が必ず来るやと思って通じが悪くなっても気張らない。
それを続けてきたかた大出血はない。
大はないが稀に小出血はある。
尻を拭いたときにべったりつく場合がある。
これを放置すればとんでもないことになる。
そんな状態で長時間の立ち仕事をすればてき面に出血する。
それが怖い。
利尿剤服用の関係で一時間も経たないうちに小便はしたくなる。
立ち小便を繰り返す立ち仕事が長時間になる場合も度々ある。
それとなく西洋式トイレ施設を探して籠る。
出血してきた痔核を押し込む。
昔はそれも難儀したくらいの大痔核だが、今ではちょこっとだけの痔核。
ほぼ顔出しもないぐらいの痔核だからすぐさま収まる。
一時間おきになんども処置をすれば事象は発症しない。
循環器内科の診察には余談なことだが私にとっては重要な日課である。
もうひとつ気にしておかなければならないγ-GTPの値。
前回の11月は143。
今回は158。
9月は97で7月は104だった。
毎日が発泡酒を1本にサイダーで割って飲んでいる甲種焼酎が2杯。
飛び切り数値が上がっているわけでもないからついつい飲んでしまう。
そんな血液検査であったが、一番気になっていた突き出したお腹の具合が心配になって診てもらった。
診察室のベッドに寝て腹を出す。
ぽん、ぽんとタヌキの腹叩きのように音を立てて触診される。
横臥の状態も診てもらったが特に問題はないと云われて一安心であるが、脂肪肝はなんとかならんもんだろうか。
こうしてすべての診察を終えた時間は午後12時20分。
次回も3カ月先の5月16日の予約日を設定された。
その次は午後1時半までに受付する心臓リハビリ運動。
それまで1時間以上も待ち状態に昼食を摂る。
外来棟にくる途中にあった新規開店したコンビニエンスストアがある。
場所は天理市中之庄のローソン店。
弁当でもと思っていたが、値段シールを見たとたんに手が動かない。
昨今はラ・ムーの格安弁当を食べることが多い。
税抜き価格の185円が魅力的。
もちろんおかずもご飯も値段以上に美味しい。
ローソンに限らずコンビニエンスストアの弁当に特徴がない。
これは食べてみたいというのになかなか遭遇しない。
外来棟で昼食を摂らざるを得ない日はこの日のように午前中診察と午後のリハビリ運動がある場合だけだ。
待ち時間に昼食を摂る。
外来棟にある食事処なんてものは1000円から1400円の定食だ。
もう一カ所の食事処は軽食。
うどん一杯が650円なら外来棟からすぐ近くの得得うどんに行くべし、だと思っている。
売店では上等な寿司弁当がいっぱい並んでいる。
この日の一番は鰻ばかりのセットもん。
一折りが1000円。
一度、ここの寿司を食べたが、ギュギュっと詰め込んでいる寿司飯に嫌になった。
尤も品名のわりに中身は大したことがなかった。
そう思う私がローソンで買った昼食は三角おにぎりである。
昨今はス-パーで格安おにぎりを売っている。
一個が79円もあれば68円というのもある。
定番のおにぎりは鮭とかシーチキンなどだ。
結局選んだおにぎりは2品。
税抜き102円の中具たっぷり!シーチキンと111円の味付海苔使用玉子かけ風ごはんの2品である。
はじめに食べたシーチキンおにぎりは表示の期待を外す具量。
シーチキンの特徴ある味もない。
たんなる海苔で包んだ薄味のごはんおにぎりである。
もう一つの玉子かけ風ごはんは、といえば、これは絶品。
一般的にご飯を椀に盛って中央に穴を開けて生卵を落とす。
醤油をたらたら落としてかき混ぜる。
飯椀は黄色い色と醤油色が混ざってどろどろ。
ずずっと口に落とす食べ方が嫌いやという人もいるようだが、一番上手い食べ方だ。
飯椀のたまごかけはとにかくじゅるじゅるであるが、この日に口にしたおにぎりはそれがない。
そりゃそそうだ。
じゅるじゅる状態のおにぎりは食べ方がわからん、というか商品にはならない。
堅めでもなくじゅるじゅるでもないやさしく握ったおにぎりを大量生産する技術はすごい。
すごいと云ったのはとても美味しくいただけるたまごかけを表現していたからだ。
ちなみの気になる塩分量である。
シーチキンは1.4g。
たまごかけは1.57g。
僅かであるが軍配はシーチキンに揚がった。
おにぎり二つを食べる時間はそれほどかからない。
昼の薬を飲んでからはたっぷり休養をとってリハビリ室に向かう。
丁度の良い時間になったリハビリの受付を済ませて入室する。
心電図機器の装着時脈拍は45-46拍。
整備体操は47-48拍。
スクワット運動の場合は57-58拍。
運動によっては59-61拍。
終ってゆったりすれば56-57拍。
運動状況で動く心拍数である。
有酸素運動のエルゴメーター付きの自転車のペダル漕ぎに乗って測った血圧は92-59。
今まで見たこともない血圧にびっくりする。
あまりにも低い血圧にただただ驚くばかり。
たぶんに誤計測のような気がする。
で、脈拍は57-58拍だからフツーである。
55-60rpm回転数の範囲内になるようペダルを漕ぐ。
6分後の血圧は124-60。
脈拍は62-65拍。
頭が熱くなる。
11分後の血圧は125-50。脈拍は66-67拍。
16分後の血圧は129-54。脈拍は66-67拍。汗が出はじめた。
21分後の血圧は127-57。脈拍は67-68拍。じわーの汗が噴き出す。
26分後の血圧は113-54。脈拍は67-71拍で終えた。
(H29. 2.21 SB932SH撮影)
前回が昨年の9月6日だから半年後。
予定ではこの日でなく来週の2月28日だった。
数か月前に連絡があって診察日程が前のめり。
医師の都合で一週間前に変更された。
その日は循環器内科の3カ月検診もある。
どうでしょうかと相談されたが、なんとかなるでしょうと云うのは私だ。
検査は血液検査に心電図検査。
ちゃちゃっと進めば十分に間に合う心エコー検査。
血液検査の結果が出なけりゃ循環器内科医師の診察はできない。
血液採取をしてから1時間から1時間半もかかる。
一方の心エコー検査に関わる時間はほぼ30分。
その検査結果も出るには1時間以上もかかる。
スタート時間を早くすれば何とか間に合う。
後ろがなければ急ぐこともないのだが、午後はリハビリ療法の時間枠になる。
こういった3本立て一挙公開・・・ではなく一挙に検査、診察、リハビリをするに順番を決めていた。
始めは血液検査。
二番目に心電図検査と心エコー検査。
そして、結果が判明する時間を見計らって循環器内科診察時間を設定する。
それが終わるくらいに心外科診察の時間を決める。
こういう設定で診察が終わるのは午後12時半を想定した。
そうすることで心臓のリハビリ療法は午後1時半には充分間に合う。
もちろん、その間に昼食を摂るという計算である。
さて、上手くいくかどうか、である。
自宅を出発して途中にあるコンビニエンスストアで、ぱぱっと食べられるオニギリを買っておいた。
駐車場の門が開くのは午前8時半。
計算通りに着いた。
そこから歩いて10分。
総合受付を済ました時間は午前8時41分。
2階に上がって採血の整理券をもらう受付。
20人も並んでいた受付。
採血に入ってくださいと伝える整理番号は140番。
私が受け取った整理番号は232番。
こりゃ30分以上も待つことになる。
レントゲン検査でもあればそちらに廻ることも可能だが、今回の検査にレントゲンはない。
たいがいの心電図検査は10分で終わる。
心エコー検査は30分。
待ち行列がない場合は丁度いいが・・。
それらの検査を受け付ける生理検査受付担当者が云った。
心エコー検査の予約時間が9時半になっているから採血を優先してくださいと・・。
採血が9時半を過ぎるようであればこちらに来てくださいといわれたが、ビミョーである。
採血の待合ロビーで待つ。
その時間帯にアナウンスしていた整理番号は170番。
生理検査受付で相談している間に30人も進んでいた。
この状態であればなんとかいけるだろうと思って待つ。
ようやく呼び出しされた「232番までの方、お入りください」アナウンスは電光掲示板も「232」。
発光した時間は9時20分だった。
呼び出しはあるが実際に採血するにはまたもや順番待ちがある。
僅かの待ちもあって採血された本数は4本。
結果が判明する予定時間は午前10時51分だ。
循環器内科医師の診察は午前10時半であるからこの時点で遅れがあった。
今回の検査に特別なものはないからいつもの4本である。
そうしてまたもややってきた生理検査受付。
丁度の9時30分に呼び出しの心エコー検査である。
上半身裸になって横向けになる。
エコー検査の器具を動かしながら心臓の動きを検出される技師。
10分ほど経過したころに云った。
「鼻を何回か、吸ってください」という。
指示された通りに鼻をずずっとすする。
これは何のまじないなのか。
検査を終えた技師に尋ねた結果は呪いでもなかった。
心臓血管は動脈と静脈がある。
心臓の働きで全身の血管に送るのが動脈。
逆に送られた血液が心臓に戻ってくるのが静脈。
静脈は動脈と違って細い血管。
血圧も低い血管である。
検査するにはその静脈を広げて状態を掴むということですと云われた。
その結果、特に問題もなく、順調に流れていると伝えられた。
平成27年の8月に壊れた心臓の僧帽弁の形成手術を実行された。
それからは不整脈など心不全に陥ったものの弁の動きはまったく問題もなく作動しているということだった。
ところで次いでと云えば申しわけないが、気になっていたおお腹の出具合を尋ねた。
心エコー器具の幅は狭い。
もっと広い器具でないと脂肪肝などの検出はできませんと云われた。
見た目では膨満でもないので問題はないと云う。
こんなことにも応えてくれた優しい技師に頭を下げる。
一旦は生理検査受付に戻って心電図検査待ち。
呼ばれた時間帯は午前10時。
いつもの通りに衣服を脱いで裸で横たわる。
身体に装着する検査器具は多い。
息を済ませて身体の力を抜いてくださいと云われて俎板の鯉になる。
検査が始まって数分後。
技師が「ななめにします」と云った。
そう聞こえた私は斜めってどちらの方にですか、といえば、そうではなく、「長めにします」ということだ。
技師が云う「長め」は5分間。
一般的にはだいたいが3分。
長めであれば5分間。
その間に発症する不整脈を診るにはそれぐらいが要るらしい「長め」は毎回がそうである。
心電図検査を終えた時間は午前10時10分。
次に向かう受付は循環器内科。
血圧を測って待合室で待ってくださいと伝えられる。
待合室の長椅子はすべてが埋まっていた。
患者さんはなんとなく多いように感じた。
予定時間は午前10時半であるが、患者さんの動きがほとんどない。
呼び出しの声かけも少ないように思える。
そうであれば診察時間はたぶんに11時を超えるだろう。
そう思って受付に相談すれば、本日は飛び込みの患者さんが多くて予約も大幅に遅れていると云う。
ここで待っていても進展見込みがないと判断された受付の職員が指示したのは心臓血管外科診察だ。
予定していた時間は11時。
受付に診察案内を渡せばすぐにどうぞ、である。
待っていた患者さんはゼロだったのだ。
今回診察してくださる医師は心臓外科医師のH医師。
前回の平成28年9月6日に診察してくださった医師だ。
その後はどうですかと問われる医師に反応するのは特に大きな変化はなくて・・・である。
術後のその後は心エコーの検査結果。
問題はまったくなく、僧帽弁は正常に動いており血液の逆流は見られないと云う。
脈拍は低いのは術後の直接的な影響ではない。
起床時、安静時にみられる低い脈拍は38拍前後。
場合によれば若干上がりの43前後の時もある。
脈拍が低ければ心臓ポンプに動きも低い。
低いから動脈・静脈も悪い。
悪いから尿が溜まりやすい。
ところが運動をすればそれは解消される。
脈拍は60拍から70拍にもなる。
送り出し、戻しは問題なく正常な状況になる。
ずっと運動をし続けるわけにはいかない。
人間は安静状態の時間の方が多いのである。
尿が溜まれば膨満どころか浮腫み症状が出る。
息を吸いこむのも苦しくなる。
それを抑制するのが利尿剤である。
大晦日から正月二日間は民俗取材もあったが、戻ってきては泊まりにきていたおふくとろ酒飲。
ついつい気持ちも大らかになって酒を欲する量が自然と多くなる。
多くなるといっても通常缶ビールが2本になるだけだ。
そこへもって取材に出かけた昼間に服用する食後の利尿剤を失念していた。
薬を持っていくのを忘れる場合もあれば、持っていっても服用を忘れる。
気がついたら夕刻時間。
晩食が近いから短時間の合間の服用は拙い。
そう判断して、連続ではないが三日間も失念した。
きっちり応えてくれたのは我が身体だ。
浮腫みまではいかなかったが膨満である。
食欲もない日を迎えてえらく反省した我が行動である
ラシックス利尿錠は朝に1錠、昼に1錠。
一日2錠のところを1錠にすればてき面に症状が現れるのである。
キツイ運動は避けて服用も忘れずに日常を送るようにしてくださいと云われて退室する。
次回の診察は半年後の8月8日。
忘れないようにカレンダーとか日誌にメモっておこう。
診察は短時間。
午前11時20分には再び戻った循環器内科の受付にお願いしますと伝えて待合室に移動する。
立って待たざるを得なかった先ほどの混雑ぶりと違って座れた。
そこにあったマイク放送。
「Ⅰ医師の予約の状況は大幅に遅れて90分待ちになっています」というアナウンスだ。
私の診察予約は午前10時半。
単純計算すれば診察は12時になるであろう。
期待時間を覆して11時50分に呼び出しがかかった。
前回の診察は平成28年11月29日。
3カ月ぶりにお会いする医師は主治医のⅠ循環器内科医師。
先ほどの心臓外科医師と同じようにお身体の具合はいかがですか・・に答える同じ回答。
大晦日から正月二日間における失態である。
利尿剤の服用を連続三日間も空けてしまうとどうなるかを伝えた。
今から14カ月前のことだ。
年末に起こった膨満状態に浮腫みに苦しんで緊急処置をしてもらった効き目がすごい利尿を促進する注射処置。
正月三日目はそうしたかったぐらいに辛かった。
もし翌日もそうであれば緊急連絡をしようと思っていたが、服用を再開すればなんともなくなった。
ありがたい毎日の2回に服用するラシックス利尿錠。
先生、今後は絶対に適用された薬は忘れないように注意しますっと伝えた。
ちなみにこの日の血液検査結果である。
これまでなんとも云われなかったワーフアリンである。
効き目が少し弱くなっているが常態は拙くないので様子をみましょう、ということだ。
そのワーフアリン効き目を数値で現わしているのはPT―INRである。
平成28年7月12日の診察以来に耳にしたPT―INR。
問題はないがと云われたが念のために過去状況を振り返ってみた。
同年5月17日の値は1.23。
翌月の6月14日は1.52。
次月の7月12日は1.60。
そのときの診察に云われたのはPT-INRは1.5以上が望ましいということだった。
この日の結果は1.33。
前回の平成28年11月29日は1.64だっただけにおかしいと気づかれたのだ。
ワーファリン効果があって順調に推移していたと思っていただけに私の記憶の中から消えてしまっていたPT-INRは血液の凝固状態を伝える数値。
低ければ血液の流れが良くないということだが、逆に2.2以上であればそれもまた危険度である。
ちなみにワーフアリン服用者はその効果を弱めるビタミンKをもつ納豆やクロレラ、野菜汁を摂ることは厳禁である。
もっとも私は納豆もクロレラも大嫌いなので口にすることもないが・・・。
BNPもヘモグロビンも基準値には達していないが、異常を示すものはなく今回も安定している。
前回の9月6日の値は75.2。
前々回の11月は62.8。
この日のBNPは75.4。
基準値は18.4以下であるが、現状はそこまでいかない62-75の間を行ったり来たりである。
ヘモグロビンは前回の11月が13.5。
今回も13.5。
基準値が13.7だからまったく問題はない。
痔は今でも完治していないが、大量の出血は発症していない。
たんまにもよおしが悪くなる時がある。
お腹はぐりぐり言うてるが脱糞が少ない。
お腹になにかが残っている。
そんな日は気分も身体も憂鬱だ。
一日二日はそんな日があったとしても快便の日がやってくる。
こんは日は身体も軽くなったような気がする。
もちろん膨満感もない。
その日が必ず来るやと思って通じが悪くなっても気張らない。
それを続けてきたかた大出血はない。
大はないが稀に小出血はある。
尻を拭いたときにべったりつく場合がある。
これを放置すればとんでもないことになる。
そんな状態で長時間の立ち仕事をすればてき面に出血する。
それが怖い。
利尿剤服用の関係で一時間も経たないうちに小便はしたくなる。
立ち小便を繰り返す立ち仕事が長時間になる場合も度々ある。
それとなく西洋式トイレ施設を探して籠る。
出血してきた痔核を押し込む。
昔はそれも難儀したくらいの大痔核だが、今ではちょこっとだけの痔核。
ほぼ顔出しもないぐらいの痔核だからすぐさま収まる。
一時間おきになんども処置をすれば事象は発症しない。
循環器内科の診察には余談なことだが私にとっては重要な日課である。
もうひとつ気にしておかなければならないγ-GTPの値。
前回の11月は143。
今回は158。
9月は97で7月は104だった。
毎日が発泡酒を1本にサイダーで割って飲んでいる甲種焼酎が2杯。
飛び切り数値が上がっているわけでもないからついつい飲んでしまう。
そんな血液検査であったが、一番気になっていた突き出したお腹の具合が心配になって診てもらった。
診察室のベッドに寝て腹を出す。
ぽん、ぽんとタヌキの腹叩きのように音を立てて触診される。
横臥の状態も診てもらったが特に問題はないと云われて一安心であるが、脂肪肝はなんとかならんもんだろうか。
こうしてすべての診察を終えた時間は午後12時20分。
次回も3カ月先の5月16日の予約日を設定された。
その次は午後1時半までに受付する心臓リハビリ運動。
それまで1時間以上も待ち状態に昼食を摂る。
外来棟にくる途中にあった新規開店したコンビニエンスストアがある。
場所は天理市中之庄のローソン店。
弁当でもと思っていたが、値段シールを見たとたんに手が動かない。
昨今はラ・ムーの格安弁当を食べることが多い。
税抜き価格の185円が魅力的。
もちろんおかずもご飯も値段以上に美味しい。
ローソンに限らずコンビニエンスストアの弁当に特徴がない。
これは食べてみたいというのになかなか遭遇しない。
外来棟で昼食を摂らざるを得ない日はこの日のように午前中診察と午後のリハビリ運動がある場合だけだ。
待ち時間に昼食を摂る。
外来棟にある食事処なんてものは1000円から1400円の定食だ。
もう一カ所の食事処は軽食。
うどん一杯が650円なら外来棟からすぐ近くの得得うどんに行くべし、だと思っている。
売店では上等な寿司弁当がいっぱい並んでいる。
この日の一番は鰻ばかりのセットもん。
一折りが1000円。
一度、ここの寿司を食べたが、ギュギュっと詰め込んでいる寿司飯に嫌になった。
尤も品名のわりに中身は大したことがなかった。
そう思う私がローソンで買った昼食は三角おにぎりである。
昨今はス-パーで格安おにぎりを売っている。
一個が79円もあれば68円というのもある。
定番のおにぎりは鮭とかシーチキンなどだ。
結局選んだおにぎりは2品。
税抜き102円の中具たっぷり!シーチキンと111円の味付海苔使用玉子かけ風ごはんの2品である。
はじめに食べたシーチキンおにぎりは表示の期待を外す具量。
シーチキンの特徴ある味もない。
たんなる海苔で包んだ薄味のごはんおにぎりである。
もう一つの玉子かけ風ごはんは、といえば、これは絶品。
一般的にご飯を椀に盛って中央に穴を開けて生卵を落とす。
醤油をたらたら落としてかき混ぜる。
飯椀は黄色い色と醤油色が混ざってどろどろ。
ずずっと口に落とす食べ方が嫌いやという人もいるようだが、一番上手い食べ方だ。
飯椀のたまごかけはとにかくじゅるじゅるであるが、この日に口にしたおにぎりはそれがない。
そりゃそそうだ。
じゅるじゅる状態のおにぎりは食べ方がわからん、というか商品にはならない。
堅めでもなくじゅるじゅるでもないやさしく握ったおにぎりを大量生産する技術はすごい。
すごいと云ったのはとても美味しくいただけるたまごかけを表現していたからだ。
ちなみの気になる塩分量である。
シーチキンは1.4g。
たまごかけは1.57g。
僅かであるが軍配はシーチキンに揚がった。
おにぎり二つを食べる時間はそれほどかからない。
昼の薬を飲んでからはたっぷり休養をとってリハビリ室に向かう。
丁度の良い時間になったリハビリの受付を済ませて入室する。
心電図機器の装着時脈拍は45-46拍。
整備体操は47-48拍。
スクワット運動の場合は57-58拍。
運動によっては59-61拍。
終ってゆったりすれば56-57拍。
運動状況で動く心拍数である。
有酸素運動のエルゴメーター付きの自転車のペダル漕ぎに乗って測った血圧は92-59。
今まで見たこともない血圧にびっくりする。
あまりにも低い血圧にただただ驚くばかり。
たぶんに誤計測のような気がする。
で、脈拍は57-58拍だからフツーである。
55-60rpm回転数の範囲内になるようペダルを漕ぐ。
6分後の血圧は124-60。
脈拍は62-65拍。
頭が熱くなる。
11分後の血圧は125-50。脈拍は66-67拍。
16分後の血圧は129-54。脈拍は66-67拍。汗が出はじめた。
21分後の血圧は127-57。脈拍は67-68拍。じわーの汗が噴き出す。
26分後の血圧は113-54。脈拍は67-71拍で終えた。
(H29. 2.21 SB932SH撮影)