マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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春日のカンピョウ干し

2017年02月07日 09時10分45秒 | 民俗あれこれ(干す編)
庵治町で見つけたカンピョウ干し。

初めて見た日は平成26年7月16日だった。

庵治町で行われていたであろうと思われる「ムカシヨミヤ」の存在を調査していたときだ。

地蔵さんから田園を通って「カスガ」さんの名がある春日神社(大明神)を探していく道にあったカンピョウ干し。

辺りを見渡しても人の姿は見えない。

こういう場所でもしているのだと、思って撮っておいた。

その写真は8枚組にして「干す」テーマで展示した。

場所はいつもお世話になっているカメラのキタムラ奈良南店。

風景写真的になったが、「干す」は暮らしにある民俗。

そう思って展示した。

それから2年後の同一日に訪れた天理市庵治町。

カンピョウ干しの場はまったく同じだった。

干し方も同じで鉄製の脚立に架けた竿。

竿も前回に拝見したときと同じ角材。

それに稲藁を巻き付けていた。

同じ形態に同じような作業をされて干したと思われるカンピョウ干しだが、藁の量に変化がある。

角材のすべてを覆うのではなく、カンピョウが当たる部分だけにとどめているところもある。

幅が広くて白いのは干してから間もない。

すぐ傍にあるカンピョウは白色から変化してやや脱色。

すらっと下垂していたカンピョウもラーメンのちじれ麺のようになっていた。

天日干しをすることによって日焼け、乾燥することで色、形が変化する。

その状態でいつ頃に干したのか、ほぼ推測できる。

(H28. 7.16 EOS40D撮影)


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