マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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そぼ降る雨の日に岩壺情景に佇む

2023年03月02日 07時38分08秒 | 大淀町へ
喫茶きまぐれや写真展会場に一歩踏み出した民俗写真家。

大岩・きまぐれや 川島朱実写真展 - いのりのかたち 花 - 」の設営を終えて会場を離れる。

これより走る目的地は、道の駅吉野路大淀Iセンター

買い物にトイレ利用をさせてもらって高取町に移動し、今行われている町家の雛めぐりに向かう。

その道中に巡り合えた風情ある里村。

雨が降っているだけに、農村地帯に人の姿は見られないが、景観がなんともいえない風情に立ち止まった。



目の前にある鋼線。

網の目のように組んだ鋼線は、害獣除けの柵。

足元に深い用水路が設備されている。

撮ることに夢中になる人こそ要注意。

足元の用水路に気づかず落下しかねない。

用水路は町中にも無数にある。

気を抜くことなかれ、肝に銘じて行動したい。

それはともかく、ここは大淀町・岩壺の地。

平成29年10月9日、行事取材に下見のつもりでやってきたその日が、葛上神社のマツリだった。

出発された直後の遭遇に慌ててお願いした取材の承諾。と、同時に撮っていた。

その後のマツリが気にかかる。コロナ禍の状況にどう対応されているのだろうか。

大岩もそうだが、近隣の村々の行事。

想定するしかないが、おそらく参列者は代表者だけに、直会(なおらい)に伴う会食は控え、持ち帰り。神事のみのあり方になっているだろう。

いつか、そのいつかは予想できないが、いつかは復活されんこと、祈るしかない。

日本全国が、岩壺と同じように対策に追われる各地の行事。

復活、いや、廃絶若しくは中断のおそれも考えられる。

延々と続けられてきた地域行事。

村の歴史を継承してきた人たち。

現実的な課題に、橋は越えられるのだろうか。

正直、危惧している。



この場から少し離れた地にほぼ満開の林立白梅。

トンネルのような梅林景色を見て、お天気ならお弁当を食べたくなる景観にうっとり。

尤も、この地の梅林は所有者がおられる。

道路から観るだけにしてくださるようお願いする。

(R3. 3. 8 SB805SH撮影)


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