マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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突風に煽られ倒れていた佐紀町西畑の簾型しめ縄

2022年11月05日 07時43分58秒 | 奈良市へ
山陵町(みささぎちょう)の山上八幡神社の砂モチ習俗に合流した橿考研所属・発掘調査が専門のYさんが、コメントを送ってくれた。

「砂モチが見られる近くの神社。4社のうち佐紀町西畑の佐紀神社は、昨日の12月29日に。
佐紀町の釣殿神社と山陵町の山上八幡神社は、本日の30日に砂モチが置かれた。置く方法、成形の有無、置く範囲。おそらく時代の変化を経たうえでの、現在の有り様だと思われるが、近接しているのに、驚くほど特徴が違っていて、見ていて楽しい。私にどのような形で未来に伝えることができるか分からないけど、今はとにかく自分の目と耳で、残っているものを確かめていきたい。」、伝えていた。

私が返答したコメントは、「取材、お疲れさまでした。」

「2事例でも、3事例であっても興奮する砂モチのあり方。現在は、こうであっても昔に遡れば・・。記録のない時代からずっと地域が続けてきた口承伝承もありますが、もっと多くの事例も併せて地理的な面での考察。今日、長老がぽそっと云われた思い。“当社は、それほど古いものでなく、近くの神社から受けた分霊を祀っている」と・・。

「時代経過もありそうだし、ある時期の氏子が、こうしようとかの一言で、そのときからこれまでとは違う文化を継承するようになったとものと思料します。」

「そうそう、伝えてくれた西畑の簾型しめ縄の風倒」である。

鳥居正面からとらえた映像では、簾型しめ縄は、午後にかけるつもりの状態。何かが不足したのか、午後に作業を、としているのだろう、と思っていたが、裏側に廻ってみたしめ縄。支柱にしていた笹竹もろとも倒れていた。



「突風に煽られて倒れたようですが、心棒の造り、構造は、私の目から見ても、軟弱でした。たまたま駐車場に停めようとした夫妻。西畑のものではないですが、お寺さんに風倒状況を伝えて、氏子さんに連絡していただきますから、ご安心ください、ということでした。」と、コメントを入れた。

(R2.12.30 EOS7D/SB805SH撮影)


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