マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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月ヶ瀬月瀬・旧松福寺地蔵菩薩の安産祈願

2019年06月06日 09時09分01秒 | 奈良市(旧月ヶ瀬村)へ
月ヶ瀬の嵩で聞いた隣村、月瀬の山の神。

場を探してみようと車を走らせたが、見つからない。

バイパスに架けた橋のすぐ近くにあると教えてもらったが山の神の所在地がわからない。

周囲をぐるっと見渡した橋のすぐ傍にお堂がある。

そのお堂の左横に探していた山の神があった。

大きな石を並べてコンクリートで固めた台に山の神。

その左横の石仏は半欠損しているから仏さんが何であるのかわからない。

その左横のお堂は庚申さんを祭っているからまさに庚申堂。

「庚申堂 青面金剛」木札に一筆「道祖神」を加えているから、欠損石仏が道祖神ではないだろうか。

それぞれにお花を立てている月瀬の石仏群にもう一つ。



最右に建てた小堂に子安地蔵を祭っている。

正徳六年(1716)から安置されている肉彫りの地蔵菩薩石像の小さなお堂である。

「こえんどさん」の親しみのある名で呼ばれ、女性の子宝・安産・母乳の出を願って祭っている子安地蔵であるが、立札に「松福寺」とあった



「ここ松福寺は正徳六年(1716)刻銘のある地蔵菩薩が安置されている。小安さんと呼ばれて親しまれている地蔵菩薩は、奈良帯解子安地蔵の分佛といわれ、子授けや安産、育児に後利益があると信仰され、布で作った乳房型人形がたくさん供えられ、遠くは大阪からの奉納者の住所氏名も見られたが、近年は奉納物が少なくなった。当小堂も、老朽化が進み、平成20年某月に再建された。平成28年は子安地蔵が安置されてから300年となる。(※欠字補正)」とあったから、前年に札を立てたのであろう。

ちなみに左にある乳房型の奉納は平成27年10月。



右扉にあるさらし布の奉納は平成29年。

いずれも願満祈願と思われる。

月瀬・旧松福寺地蔵菩薩は、開眼300年記念法要があったと記されているブログがある。

参考に平成28年11月14日にアップされた「ブログつきがせだより」をリンクさせていただいた。

(H30. 1. 7 SB932SH撮影)
(H30. 1. 7 EOS40D撮影)


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