マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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おおいわ結いの里の足半(あしなか)つくり

2023年02月11日 07時36分41秒 | 大淀町へ
大岩に訪れる目的は、もうひとつあった。

今日は休みだった「おおいわ結の里」。

足半(あしなか)つくりの作業場は、暖房設備も整っている大岩フアーム小屋に移していた。

「おおいわ結の里」管理人も担当しているNさんが、FBに発信し、つくり手に声をかけて集まってもらった。

遠くは三重県の伊賀上野から車を飛ばしてきたという女性もおられる。

ここだけでなく、一日に片道300kmも走ってくる元気な高齢女性。

15年前に、旦那さんを亡くされ、介護の義父母も見送り、今は自由を謳歌するおばさんを称する女性もおられる。

手は動かす、口もよく動くらしい女性たち。



今日は、絵も習っているK区長の奥さんが、足半(あしなか)つくりも先行体験していることからリーダー役を務めていた。

足半(あしなか)の歴史は古く、鎌倉時代につくられ、利用が広まった特殊な形の草履。

ころは、蒙古襲来の鎌倉時代。

草鞋の機能をもつがカタチは草履。

しかも、草履にかかとの部分のない特殊な足半(あしなか)

関東武士によってつくられ、普及した足半は、飛脚に農民まで利用していたそうだ。

鼻緒に足の指を入れ、かかとは浮かせず、床につけて履く。

歩くときは、足の指に力を入れ、握らないように歩く。

歩くと、自然に体重は後方にかかり、姿勢が正しい位置に近づく。

そうすることによって、本来働いてほしい筋肉が、自然と動くそうだ。

材料をそろえて、一足作るには鼻緒の編み方からはじまる。



皆さん方は、まだまだ終わらない時間を要する。

立会に取材はここまで。

時間の都合もあるので、お先に失礼させてもらった。

(R3. 2.26 SB805SH撮影)


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