中学生の頃だったと思います。
学校の遠足で乗ったバスのガイドさんが
「果物を一つ思い浮かべて下さい」と言う。
心理テストです。
私(わたくし)が思い浮かべたのはリンゴです。
バスガイドさんの説明によると、リンゴを思い浮かべた人は
「冷たい人」だという。
気にしてるわけではないですけどいまだに覚えてます。
確かに私(わたくし)は冷たい人かもしれません。
例えば、映画などで敵に追われてるシーンがあったとします。
逃げてる途中で仲間の1人が捕まってしまいます。
「俺に構わず逃げろ!」と言っています。
ここで逃げるのを躊躇してる奴を見てると、酷くて
腹立たしくなってきます。
「逃げろ」と言われたら逃げてやるのが思いやりです。
「待ってくれ!」と言われて一緒に捕まってやるのもまた
思いやりかもしれませんが、私(わたくし)なら逃げます。
現実的、合理的な考え方するところがあり、そういうところが
冷たいのかもしれませんね。
実際の話では、
私(わたくし)は彼女から仕事上の悩みを
聞かされたことがあるんですが、
その時にやさしい言葉をかけるのではなく、
「自分だったらこう考えてこうする」
というような意見を言うんです。
私(わたくし)は慰めるのが苦手です。
気の利いたこともあんまり言えません。
だから落ち込んでる人などにはヘタに声をかけず、
話があれば聞いて、それに応じて対応します。
だがしかし、やさしい言葉がほしいと言われますね。
また例なんですが、
仮に友人がラーメン屋を開こうとしてるとします。
その友人にラーメンの試食を頼まれたとします。
あんまりおいしくない。
さて、そこで友人を気遣って「おいしい」と言うことが
優しさでしょうか?
その「勘違いの優しさ」によって友人は
どうなってしまうでしょうか。
私(わたくし)なら「まずい!」と言って
親指を下に向けてやります。
(そこまでやらんでいいかな?)
それで、どこが良くないのか、どうすれば良いかなど
自分なりの意見をちゃんと伝えます。
試食で望まれてるのは、褒め言葉ではなく
本音の意見です。
無責任な優しさは人を苦しめることになります。
と、いうようなことを彼女に説明するんですが、
やはりやさしい言葉がほしいと言われました。
そこで言うんですよ。
昔、学校のバス旅行でガイドさんが・・・。