小規模な銀河の集団同士が衝突してできた“弾丸銀河群”。
ここで、高温ガスとダークマターの分離が観測されました。
ただ大質量の銀河団以外で、こうした現象が見られるのは初めてのことなんですねー
画像は、うみへび座の方向およそ40億光年彼方にある“弾丸銀河群”。
ピンク色がX線で観測された銀河間の高温ガスで、青色がダークマターの分布を示しています。
この“弾丸銀河群”は、2つの銀河群同士が衝突したとみられていて、
左右2つに分かれた青色の部分のうち右側が、画面左下から右上方向に移動して「弾丸のように」ぶつかってきた銀河群のようです。
2つの銀河群それぞれの銀河やダークマター分布は、ほぼ元のままなんですが、
高温のガスは電磁相互作用を起こして混じり合い、1つの大きな塊になっています。
このような高温ガスとダークマターの分離は、
りゅうこつ座の“弾丸銀河群”など、一握りの大質量の銀河団では知られているのですが、
“弾丸銀河群”のような小規模な天体で見られるのは初めてになるんですねー
数十個の銀河の集まりである銀河群は、
数百~数千の銀河から成る大質量の銀河団よりも、はるかに数多く存在します。
“弾丸銀河群”のような天体をサンプルとして、ダークマターと普通の物質との相互作用を調べれば、
ダークマターが宇宙全体でどのような役割を果たしているのか? を新たな見地から探ることができるんですねー
ここで、高温ガスとダークマターの分離が観測されました。
ただ大質量の銀河団以外で、こうした現象が見られるのは初めてのことなんですねー
銀河群同士の衝突で分離した高温ガス(ピンク)とダークマター(青)。 ダークマターの分布は、その重力により背景の天体からの光がゆがんで見える“重力レンズ効果”から測定。 |
画像は、うみへび座の方向およそ40億光年彼方にある“弾丸銀河群”。
ピンク色がX線で観測された銀河間の高温ガスで、青色がダークマターの分布を示しています。
この“弾丸銀河群”は、2つの銀河群同士が衝突したとみられていて、
左右2つに分かれた青色の部分のうち右側が、画面左下から右上方向に移動して「弾丸のように」ぶつかってきた銀河群のようです。
2つの銀河群それぞれの銀河やダークマター分布は、ほぼ元のままなんですが、
高温のガスは電磁相互作用を起こして混じり合い、1つの大きな塊になっています。
このような高温ガスとダークマターの分離は、
りゅうこつ座の“弾丸銀河群”など、一握りの大質量の銀河団では知られているのですが、
“弾丸銀河群”のような小規模な天体で見られるのは初めてになるんですねー
数十個の銀河の集まりである銀河群は、
数百~数千の銀河から成る大質量の銀河団よりも、はるかに数多く存在します。
“弾丸銀河群”のような天体をサンプルとして、ダークマターと普通の物質との相互作用を調べれば、
ダークマターが宇宙全体でどのような役割を果たしているのか? を新たな見地から探ることができるんですねー
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