宇宙旅行をリーズナブルに提供するために、
再使用型ロケット“ニュー・シェパード”を開発しているブルー・オリジン社が、
超大型ロケット“ニュー・グレン”を発表したんですねー
ブルー・オリジン社は、
インターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏が、
設立した宇宙開発企業。
イラストからも分かるように、
“ニュー・グレン”は現在運用されているスペースX社のファルコン9や、
ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのデルタIVよりも、かなり大きなサイズになっています。
“ニュー・グレン”の直径は7メートル、全長が約82メートルから95メートルと、
アメリカ史上最大のロケット“サターンV”に迫るサイズなんですねー
初めて軌道周回飛行を行ったアメリカ人飛行士“ジョン・グレン”から名付けられたそうです。
またロケットが2段の構成でも、衛星を地球低軌道に投入可能となっていて、
3段の構成では荷物をさらに遠くへと投入可能になります。
そして、ロケットの第一段機体は地上への着地と再利用が可能になるようです。
そう、この仕様は現在ブルー・オリジン社が開発中の“ニュー・シェパード”や、
スペースX社の“ファルコン9”と同じく、ロケットの製造コスト削減が見込めるんですねー
パワフルなロケット
“ニュー・グレン”の本体下部に搭載されるのは、現在開発中の7基のBE-4エンジンで、
このエンジンはユナイテッド・ローンチ・アライアンス社が開発中の
新型ロケット“ヴァルカン”にも搭載される予定です。
純アメリカ産の新型ロケット“ヴァルカン”
7基のエンジンの合計推力は385万ポンドにもなり、
これはデルタIVヘビー以上、ファルコンヘビー以下というスペック。
そして“ニュー・グレン”が建造されるのは、
現在フロリダのケープ・カナベラルにて建設中のブルー・オリジン社の施設。
打ち上げは10年以内にケープ・カナベラルの第36発射台から行われる予定です。
またブルー・オリジン社では、
“ニュー・アームストロング”というロケット計画も明らかにしています。
具体的なプランは不明なんですが、
おろらく、月などの衛星や惑星探査を視野に入れたロケットだと思われます。
アポロ11号で初の月面着陸を成し遂げたのがニール・アームストロング船長なので…
これまでは宇宙観光や国際宇宙ステーションへの商用人員輸送に向けて、
歩みを進めてきたブルー・オリジン社。
“ニュー・グレン”を持つことで、人工衛星の打ち上げだけでなく、
地球周回軌道を超えた荷物の打ち上げを希望する企業や科学者へ、
新たな提案が可能になります。
今後、アメリカの民間宇宙開発競争は、
スペースX社やユナイテッド・ローンチ・アライアンス社だけでなく、
ブルー・オリジン社も含めた三つ巴で展開され、さらにヒートアップしていきそうですね。
こちらの記事もどうぞ ⇒ アマゾン設立者が再使用型の衛星打ち上げロケットを開発へ
再使用型ロケット“ニュー・シェパード”を開発しているブルー・オリジン社が、
超大型ロケット“ニュー・グレン”を発表したんですねー
ブルー・オリジン社は、
インターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏が、
設立した宇宙開発企業。
イラストからも分かるように、
“ニュー・グレン”は現在運用されているスペースX社のファルコン9や、
ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのデルタIVよりも、かなり大きなサイズになっています。
“ニュー・グレン”の直径は7メートル、全長が約82メートルから95メートルと、
アメリカ史上最大のロケット“サターンV”に迫るサイズなんですねー
初めて軌道周回飛行を行ったアメリカ人飛行士“ジョン・グレン”から名付けられたそうです。
またロケットが2段の構成でも、衛星を地球低軌道に投入可能となっていて、
3段の構成では荷物をさらに遠くへと投入可能になります。
そして、ロケットの第一段機体は地上への着地と再利用が可能になるようです。
そう、この仕様は現在ブルー・オリジン社が開発中の“ニュー・シェパード”や、
スペースX社の“ファルコン9”と同じく、ロケットの製造コスト削減が見込めるんですねー
パワフルなロケット
“ニュー・グレン”の本体下部に搭載されるのは、現在開発中の7基のBE-4エンジンで、
このエンジンはユナイテッド・ローンチ・アライアンス社が開発中の
新型ロケット“ヴァルカン”にも搭載される予定です。
純アメリカ産の新型ロケット“ヴァルカン”
7基のエンジンの合計推力は385万ポンドにもなり、
これはデルタIVヘビー以上、ファルコンヘビー以下というスペック。
そして“ニュー・グレン”が建造されるのは、
現在フロリダのケープ・カナベラルにて建設中のブルー・オリジン社の施設。
打ち上げは10年以内にケープ・カナベラルの第36発射台から行われる予定です。
またブルー・オリジン社では、
“ニュー・アームストロング”というロケット計画も明らかにしています。
具体的なプランは不明なんですが、
おろらく、月などの衛星や惑星探査を視野に入れたロケットだと思われます。
アポロ11号で初の月面着陸を成し遂げたのがニール・アームストロング船長なので…
これまでは宇宙観光や国際宇宙ステーションへの商用人員輸送に向けて、
歩みを進めてきたブルー・オリジン社。
“ニュー・グレン”を持つことで、人工衛星の打ち上げだけでなく、
地球周回軌道を超えた荷物の打ち上げを希望する企業や科学者へ、
新たな提案が可能になります。
今後、アメリカの民間宇宙開発競争は、
スペースX社やユナイテッド・ローンチ・アライアンス社だけでなく、
ブルー・オリジン社も含めた三つ巴で展開され、さらにヒートアップしていきそうですね。
こちらの記事もどうぞ ⇒ アマゾン設立者が再使用型の衛星打ち上げロケットを開発へ
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