2024年1月10日更新
毎年、冬になると訪れる牡蠣の養殖が盛んな小さな漁師町
ぶらぶら散歩してプリプリの牡蠣を楽しんできました
日生散歩の内容はこんな感じ
● 牡蠣の養殖が盛んな漁師町のソウルフード
● カキオコツアーのこだわり
● 日生歩きとカキオコ
● カキオコと日生散歩マップ
牡蠣の養殖が盛んな漁師町のソウルフード
岡山県の東端に位置する小さな漁師町の日生(ひなせ)
牡蠣の養殖が盛んで、岡山県産牡蠣の5割以上は日生が産地になっている
ちなみに岡山県は牡蠣の生産量は全国3位
なので漁港のあちこちでホタテの貝殻を見かける
日生湾に浮かんでいる養殖いかだの下には、これが何個もぶら下がっていて
そこに牡蠣の赤ちゃんがくっついて育つ仕組み
その日生で、古くから愛されているソウルフードがカキオコ
日生で牡蠣の養殖が始まったのが50数年前のこと
当時、牡蠣の剥き子さんたちが商品にならないカキを持ってきて
お好み焼きに入れたのが始まりなんだとか
関西と広島といった二大お好み焼き帝国に挟まれた岡山で生まれた絶品グルメ
カキオコツアーのこだわり
瀬戸内の海岸線は冬のツーリングにオススメなコースなんだけど
ビールが飲めないのでバイクはNG
それほど、カキオコにビールは必需品!
牡蠣 と ソース と ビール の相性は抜群です
ノンアルコールビールもイイけど
旨いカキオコで旨いビールを飲むと、ほろ酔い気分で日生散歩も楽しめる
なので、毎年JRを使って日生へ
レトロな車両に揺られていると、ちょっとした旅気分も盛り上がってくる
小さな漁師町の駅を出ると目の前に広がる海
何があるのか 小さなワクワク感もいい
乗ったのは大阪駅6時25分発(姫路行き)の新快速
姫路駅と播州赤穂駅で乗り換え、日生駅には9時21分到着
運賃は片道2,310円(往復4,620円)なので
JRの普通列車が1日乗り放題の“青春18きっぷ“がお得
5日分が12,050円で販売されていて1日分だと2,410円になる
(1人で5回分または複数人での利用が可能)
発売期間と利用期間は毎年ほぼ同じで春・夏・冬の3回設定
冬季か春季を利用するとカキオコを食べに行ける
2023年の冬季
発売期間 2023年12月1日~2023年12月31日
利用期間 2023年12月10日~2024年1月10日
2024年の春季(予想)
発売期間 2024年2月20日~2023年3月31日
利用期間 2024年3月1日~2023年4月10日
余った分はチケットショップで売却
逆に必要な回数分をチケットショップで購入するのもあり
日生歩きとカキオコ
初めての道をぶらぶら散策しながらお店へ向かう
細い路地に見つけた西念寺の立派な山門
この山門は、岡山藩主池田氏の家老土倉氏の陣屋門を移築したもの
階段を少し上がった上山公園 午前中の柔らかい日差しで紅葉がいい雰囲気
4月には公園一帯が桜色に染まるんだとか
鮮魚店の軒先に吊るされた一夜干しが旨そう
このお店の自慢“国産炭火焼きアナゴ”も気になる
あと、レトロな薬屋さん? ぽつんと佇む蔵とか
創建時から伝わる神事芸能の獅子舞が有名な春日神社。
獅子舞は九州五島列島の平戸から伝わったと言われている
山中から獅子を追い出して手なづけるまでの所作を表現しているんだとか
カキオコ発祥の“ほり”さんに到着
創業は昭和37年、2001年1月26日にカキオコという名が生まれた場所
注文はここ数年変わらず “カキの鉄板焼き”と“日生カキオコのカキ増量”
カキの鉄板焼きが到着すると瓶ビールを注文
小皿の自家製ポン酢に七味を一振り
あっさり味なんだけど、牡蠣のプリプリ感と風味が楽しる一品、ビールが進む
しばらくしてからやって来た、焼きたてアツアツのカキオコ
焼いても縮まないので牡蠣のプリプリ食感がたまらない
(日生で水揚げされた新鮮な牡蠣は余計な水分を含んでいないから縮まないらしい)
ハフハフ頬張ってビールで流し込むと幸せになれる
お好み焼きの作り方は“日生焼き”というもの
お店によって焼き方が少し違っていて
“ほり”さんだと、こんな感じ ↓
先代から受け継ぐ特製出汁で溶いた生地
それと千切りキャベツを混ぜて、鉄板に広げて焼いていく
ネギや天かす、カツオブシをパラパラかけ、牡蠣をのせる
その上から生地を軽く回しかけ、ひっくり返して蒸し焼きに
鉄板の上で生卵をコテで潰し、焼きあがったカキオコをのせれば完成
仕上げはオリジナルのブレンドソースとカツオブシ
辛ソースやカツオブシ、青のり、紅しょうが、七味は好みで
生地でサンドして蒸し焼き状態になるので
キャベツの甘みとモッチリした食感が特徴かな
店内は明るくてスペースに余裕のあるつくり
テーブル席にも鉄板があるのでグループでの利用におすすめ
目の前の鉄板にこんなダイナミックな光景が広がる
最後まで熱々の鉄板焼きが食べられるのは嬉しい
日生歩きと牡蠣のピッツァ
後日、訪れた日生湾近くにある薪窯で焼くピザのお店
カキオコを食べに来たときに見つけていた“海とピッツァ”さん
目印は青い外観に三角屋根、そして2台のとハーレー
白を基調とした明るい空間 は 天井が高く開放感あり
コンクリートの打ちっぱなしの床にアンティーク調の家具
テーブル数も少なめでゆったりと過ごせる感じ
空冷エンジンのシリンダーをイメージさせるピザ窯
マスターがバイク好きなのが容易に想像できる
お店の横に空冷のモトクロッサーもあったし… なかなか個性的なお店
気になっていたのがコレ
冬の日生で出会える“柚子香る牡蠣のピッツァ”
口の中が牡蠣の旨味と風味で一杯になるピザ
牡蠣・チーズ・クリームソースの相性がとても良く
柚子が濃厚な味を爽やかにしてくれるので、ピザ1枚を軽く食べられる
柚子風味の余韻と一味唐辛子のアクセントが心地よい
粒が大きくプリプリ食感の牡蠣が味わえて満足
今シーズンのカキは出来が良いことを期待させる
ドリンクはリンゴの甘みと酸味、ピリっと生姜の効いた自家製“アップルジンジャーエール”がおすすめ
開館時間外だったり、予約が必要なのを知らなかったり…
なかなか来れなかったBIZEN中南米美術館
こんな所に美術館があるねんなー っと気にも留めなかったけど
調べてみると、中南米を専門とする日本唯一の考古美術館なんだとか
古代文明好きなのでいかない理由はない
公式マスコットキャラクターのペッカリーに一目惚れしたしね
カカオ豆の発祥が中南米で、古代からカカオドリンクが儀式で飲まれていたこと
興味深かったのは、そのカカオドリンクを入れる笛吹式土器の説明
注いだり傾けたりするとピーーとかピロピロとか音がする
名物館長の森下さんが笛吹式土器を吹いてれたり
分かりやすい解説で楽しく展示物を見る美術館
漁港をぐるっと歩いて見つけたピンクの建物
海沿いのカフェ 日生湾を眺めながら電車の時間までのんびりと…
2023~2024年シーズンの日生では
11月16日から牡蠣を剝き始めて
11月17日から生牡蠣でのカキオコがスタート
日生の牡蠣は11月中旬~3月くらいが旬の時期なんだけど
牡蠣の身が栄養を蓄えふっくら太り
大粒が揃う一番の旬の時期は12月末~2月頃!
この時期はカキオコにも大粒揃いの牡蠣が入ってくる
牡蠣を食べるならこの時期が狙い目
瀬戸内海の漁師町 “備前市日生町” 行ってみたくなりませんか
カキオコと日生散歩マップ
日生のスポットをまとめた“カキオコと日生散歩マップ”
青い線は今回歩いたルート
赤のピンはカキオコのお店
ほり お好み焼き : 黄緑の外観が目印、カキオコ発祥の店
さんちゃん きまぐれ 泉富久(せんぷく)
まるみ お好み焼き 浜屋 みっちゃん
お好み焼き もりした 安良田(あらた)
福来(ふくろう) きたろう
オレンジハウス 暖里(ゆるり)
うま×うま お好み焼き ともひろ
青いピンは他のスポット
西念寺 : 立派な山門のお寺
上山公園 : 4月には公園一帯が桜色に染まるんだとか
鈴木鮮魚店 : お店の自慢は“国産炭火焼きアナゴ”
海とピッツァ : 三角屋根とハーレーが目印、薪窯で焼くピザのお店
ラッド : ピンクの建物のカフェ
春日神社 : 創建時から伝わる神事芸能の獅子舞が有名
BIZEN中南米美術館 : 中南米を専門とする日本唯一の考古美術館
日生駅 ひかり健康堂
五味の市 加子浦歴史文化館
みなとの見える丘公園
黄色のピンがトイレ
観光トイレ : 日生駅を出て右手すぐ
日生港東公衆トイレ : 国道250号から五味の市方面への分岐にある
※五味の市施設内でも利用できる
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