「九州そしてニッポン」 宮崎克則編 海潮社 2009年発行
オランダ商館が望んだ輸出品
輸出品は銀や銅が中心であった。
江戸初期の頃、日本から輸出される銀は非常に良質で、オランダの目的はこの銀であった。
銀の輸出が禁止されると、銅の輸出が主力となった。
大量に輸出された銅はヨーロッパの銅の相場にも影響を与えたといわれる。
オランダ船は日本に来航する際、
砂糖をバラストとして積み込んでいた。
その砂糖を降ろすと、今度は銅をバラストとして積み込んでいた。
他に輸出品として樟脳、陶磁器、漆器、醤油、海産物などがある。
輸出禁止品
貨幣、地図、あらゆる武器。
金製品であったはずの刀剣は、鎧兜とともにオランダ国立民族学博物館に収蔵されている。
輸入品
主な輸入品をあげると、「本方荷物」として
生糸、毛織物、染料、ガラス製品、皮革類など。
「脇荷物」として
薬品、ガラス製品、装飾品、文房具など異国趣味あふれるもの。
「誂物(あつらえもの)」は将軍や諸大名への
辞典や図鑑、薬種や医療器具、時計、眼鏡、望遠鏡など。
「献上品」として、オランウータンほか珍獣・珍鳥もあった。
船底には、バラストとして砂糖があった。
オランダ商館が望んだ輸出品
輸出品は銀や銅が中心であった。
江戸初期の頃、日本から輸出される銀は非常に良質で、オランダの目的はこの銀であった。
銀の輸出が禁止されると、銅の輸出が主力となった。
大量に輸出された銅はヨーロッパの銅の相場にも影響を与えたといわれる。
オランダ船は日本に来航する際、
砂糖をバラストとして積み込んでいた。
その砂糖を降ろすと、今度は銅をバラストとして積み込んでいた。
他に輸出品として樟脳、陶磁器、漆器、醤油、海産物などがある。
輸出禁止品
貨幣、地図、あらゆる武器。
金製品であったはずの刀剣は、鎧兜とともにオランダ国立民族学博物館に収蔵されている。
輸入品
主な輸入品をあげると、「本方荷物」として
生糸、毛織物、染料、ガラス製品、皮革類など。
「脇荷物」として
薬品、ガラス製品、装飾品、文房具など異国趣味あふれるもの。
「誂物(あつらえもの)」は将軍や諸大名への
辞典や図鑑、薬種や医療器具、時計、眼鏡、望遠鏡など。
「献上品」として、オランウータンほか珍獣・珍鳥もあった。
船底には、バラストとして砂糖があった。